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北京の行政區域その一:西城區

2008-11-30 18:03:01     cri    

   

 西城區(せいじょうく)は北京市の中心部、舊「北京城」內の西側にあることから、西城區と呼ばれるようになりました。北は朝陽區、東は東城區、南は宣武區、西は海淀區に接し、區內の鼓樓外大街や地安門外大街、西直門北大街、徳勝門西大街、新街口外大街、三里河路、前門西大街、宣武門東大街などが、西城區へつながる主な道路です。現在、區內には、西長安街事務所、展覧路事務所、新街口事務所、金融街事務所、月壇事務所、徳勝事務所、什剎海事務所の7ヵ所の役所があります。

 區內には人民大會堂など中國政府の重要な機関が立ち並ぶほか、北海公園や繁華街の西単、金融街、北京動物園などがとても有名です。面積32平方キロ、総人口83.1萬人(2005年現在)、戸籍人口は75.7萬人、居住人口66.0萬人。そのうち、少數民族は43089人で、総人口の5.19%を佔めています。

 西城區は長い歴史を持っています。區內の什剎海は歴史ある場所です。什剎海は昔「海子」とも呼ばれていた湖で、西海、後海と前海の3つの湖からなっています。今から800年ほど前の元の時代、什剎海は北京にとって、とても大切な水源でした。當時、什剎海の面積は今より広く、「西直門」のあたりまで広がるほどでした。また、南から水路を使って食糧を輸送する場合、什剎海は北側の埠頭としての役割を果たしていました。このことから、什剎海は北京の「古海港(古い港)」とも呼ばれました。その後、什剎海では、食糧のほか、雑貨なども扱われるようになり、沿岸には賑やかな市場もいくつか作られました。當時、北京経済が発展していくうえで重要な場所の一つだったといえるでしょう。いま、什剎海一帯は、昔ながらの街並みが保存される一方、現代風のバーも數多く立ち並んでおり、おしゃれな人気スポットの一つとなっています。

 また、西城區の東部には清代からとされるカトリック教會、北部の徳勝門辺りにはイスラム教のモスク、南部には道教の白雲観、中心部には仏教寺院、広済寺があります。そのため、西城區は強い宗教色が漂う町でもあります。

 ちなみに、日本語を主な外國語として學ぶことで知られる北京月壇中學校も西城區にあります。

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