陳思誠(チェン・スーチェン)

2018-05-11 09:37  CRI

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 いま中國で俳優としても映畫監督としても注目されているのが、陳思誠(チェン・スーチェン)。1978年2月22日に遼寧省瀋陽市で生まれた彼が、俳優として腳光を浴びたのは2001年のこと。初出演映畫『法官媽媽』でいきなり第8回「華表奨」最優秀新人賞、第9回大學生映畫祭最優秀新人賞、および第25回「百花奨」最優秀俳優奨を総なめにし、最高のスタートを切りました。一般にも広く名前が知られるようになったきっかけは、2006年放送のTVドラマ『士兵突撃』。これは、王寶強(ワン・バオチャン)主演の、農村出身の気の弱い兵士が成長していく姿を描く軍隊ドラマで、陳思誠は個性豊かな兵士役を好演し、これを機に、王寶強や段奕宏(ドゥアン・イーホン)らと共に人気スターの仲間入りを果たしました。また、同年に日本で公開された中國映畫『スプリング・フィーバー(原題:春風沈酔的夜晚)』にも出演。この作品は『天安門、戀人たち』の上映により當局から5年間の映畫製作・上映禁止処分を受けた婁燁(ロウ・イエ)監督が処分を無視し、ゲリラ的に撮影を敢行したラブストーリーとして注目を集めていました。この作品で初めてゲイ役に挑戦した陳思誠は、カンヌ國際映畫祭最優秀主演男優賞へのノミネートも果たしました。さらに2011年には話題の犯罪ドラマ映畫『守望者:罪悪迷途』に出演。これまで等身大の青年役を數多くこなしてきた陳思誠は今作で、一連の「落とし穴」で次點と人を振り回していく詐欺師役を演じ切り、ギャップのある新たな演技で話題となりました。

 一方で、監督としては2012年にTVドラマ『北京愛情故事』でデビュー。陳思誠はこのドラマで主演と腳本も擔當し、「製作から出演まで全てをこなす」というマルチな才能を見せ付けています。ドラマの大ヒットを受け、2014年には同作の劇場版を自ら製作し、念願の映畫監督デビューも果たしました。この映畫は4億元超の興行収入をたたき出したほか、陳思誠は第21回北京大學生映畫祭最優秀監督デビュー作賞を受賞しました。その後、監督作品として大注目を浴びたのが、2015年12月に公開された話題作『唐人街探案(Detective Chin Tang)』。これは、世界中のチャイナタウン(中華街)を舞臺に、王寶強(ワン・バオチャン)と劉昊然(リウ・ハオラン)による探偵コンビが事件を解決していくシリーズの第1弾で、その第2弾は2018年の舊正月に公開されました。第1弾はバンコク、第2弾はニューヨークを舞臺にしていますが、これから製作される第3弾は東京を舞臺にした物語が展開されるということで、第2弾で登場した日本人探偵・野田役を演じた妻夫木聡の再出演も決まっており、期待が高まっています。

(ミン・イヒョウ 謙)

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10月29日放送分
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