北京
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北京市人民対外友好協會などの主催による第2回中日韓青年交流會が27日午後、北京で行われました。
この交流會は、同日開かれた「北京國際民間友好フォーラム2018」の一環として行われ、北京市青年連合會や北京青少年蕓術センター、中央民族大學、日本自治體國際化協會(CLAIR)、東京都日中友好協會、韓國大使館、韓中文化青少年協會など3カ國の各界の代表約50人が參加しました。
CLAIR北京事務所の中島尚人次長
CLAIR北京事務所の中島尚人次長は、若者交流のための「自治體職員協力交流事業」について、「中國における國際交流の擔い手を育成するために、地方政府の職員を研修員として受け入れ、実踐的な研修を行う、いわば『人づくり』の事業である。日本の地方自治體は、一般行政、環境、経済、貿易、農業など幅広い分野を対象に受け入れており、北京事務所はこれまでに507人の研修生を日本に派遣した」と説明しました。その上で「今後もこうした事業を中心に、日中の若者たちの交流をさらに進めていく。日中平和友好條約締結40週年という節目の年に、日中友好が一層深まることを祈念している」と述べました。
韓國大使館の韓相國參事官
また、韓國大使館の韓相國參事官は、インターネットによる交流の利便性を取り上げ、「インターネットがなかった時代やそれほど便利でなかった時代に比べ、今の若者はかなり交流しやすくなった。3カ國の若者がインターネットを活かしてより積極的に交流し合うよう望む」と語りました。
中央民族大學の李金珠さん
中央民族大學4年生の李金珠さんは、「3カ國の若者は、書道など文化蕓術分野の交流だけでなく、AI(人工知能)やVR(仮想現実)など最新の技術に関する講座や大會、環境ボランティア活動を行い、ニューメディアを活かした情報発信についても交流できる。今後の交流は、ただ會話したり懇談會を行ったりするだけでなく、3カ國の若者が一緒に何かのプロジェクトを行う必要がある。そうして初めて相手に対する理解ができ、友情も育まれ、そして真の友情と協力の基盤ができるからだ」と話しました。(取材:斉鵬)