習主席、米國のポンペオ國務長官と會見

　習近平國家主席は14日、北京を訪れた米國のポンペオ國務長官と會見しました。

　習主席は、「中米両國は世界の平和と安定の維持や、全世界の発展や繁栄を進める上で幅広い共通した利益があり、共に重要な責任を負っている」と強調しました。そして、「アメリカは、中米関係の発展を妨げないようにするため、台灣問題や貿易摩擦などの問題を適切に処理して欲しい。また、雙方は國際問題やグローバルな問題についてさらに意思の疎通をはかり、共に世界の平和を建設し、國際秩序を維持するよう期待している」と語りました。

　これに対してポンペオ長官は、まずトランプ大統領による習主席へのあいさつを伝え、朝鮮半島問題の解決に向けての習主席の意見や協力に感謝の意を示しました。また、「アメリカは中國との関係を非常に重視しており、意思疎通を深め、敏感な問題を適切に処理するとともに、各分野で実務協力を深めて、國際問題や地域の問題に対応していきたい」と述べました。さらに、朝鮮半島の核問題の政治的解決に向けて中國が果たしてきた役割を高く評価し、今後も共に朝鮮半島の非核化や恒久的な平和実現を推進していきたいとの考えを示しました。

　また、今回の米朝首脳會談について、習主席は「トランプ大統領と金正恩委員長が歴史的な會合を実現し、また実りある會談を行ったことは、半島核問題の政治解決プロセスの重要な一歩である。これに対して中國は心から雙方に祝賀の意を表す」と強調しました。そして、「中國はアメリカを含む関係國とともに、政治解決のプロセスを進めるにあたり、今後も建設的な役割を果たしていきたい」と述べました。（非、森）