中國映畫の注目作『我不是薬神（Dying to Survive）』が3週連続1位をゲット、興行収入はすでに29億元を突破。また、大活躍中のロック様＝ドウェイン・ジョンソンの『ランペイジ 巨獣大亂闘（中國題：狂暴巨獣）』以來3ヶ月ぶりとなる最新作『スカイスクレイパー（中國題：摩天営救）』が初登場2位。
～作品紹介～
【1位】我不是薬神（Dying to Survive）
公開日：2018年7月6日
監督：文牧野（ウェン・ムーイエ）
主演：徐崢（シュー・ジェン） 週一囲（ジョウ・イーウェイ） 王伝君（ワン・チュエンジュン） 譚卓（タン・ジョオ）
薬の販売で生計を立てる男性・程の、家賃も払えないどん底から、やがて「薬の神」と呼ばれるようになるまでの數奇な人生を描いた待望の喜劇映畫が中國で絶賛上映中！程を演じるのは、『人再冏途之泰冏（Lost In Thailand）』 や『幕後玩家（A or B）』など數點の映畫で印象的な演技を見せてきた個性派俳優、徐崢（シュー・ジェン）。メガホンを取っているのは2014年第38回香港國際映畫祭國際ショートムービー・コンペティションにノミネートされて頭角を現した文牧野（ウェン・ムーイエ）。
【2位】スカイスクレイパー（中國題：摩天営救）
公開日：2018年7月20日
監督：ローソン・マーシャル・サーバー
出演：ドウェイン・ジョンソン ネーブ・キャンベル チン・ハン ノア・テイラー ローランド・ムーラー
ドウェイン・ジョンソン主演の最新作『スカイスクレイパー（中國題：摩天営救）』が7月20日に中國で封切られました。今作は、ジョンソン演じる義足の元FBI人質救出員の主人公が、高さ約1000メートルの超高層ビルで発生した火災から家族を守るため奮闘する姿を描いたパニック・アクションとなっています。ジョンソンは、今作のキャンペーンのために7月上旬に北京を訪れました。今年公開された主演作『ジュマンジ： ウェルカム・トゥ・ザ・ジャングル（中國題：勇敢者遊戯：決戦叢林）』、『ランペイジ 巨獣大亂闘（中國題：狂暴巨獣）』でも、それぞれ公開に合わせて中國を訪れており、映畫活動で中國を訪問するのは今回が年內3回目となるなど、中國ファンとの交流もますます盛り上がっている模様。なお、同作の監督は、『セントラル・インテリジェンス』でもジョンソンとタッグを組んだローソン・マーシャル・サーバーです。日本公開は今年9月を予定しています。
【３位】邪不圧正（Hidden Man）
公開日：2018年7月13日
監督：姜文（チアン・ウェン）
主演：姜文（チアン・ウェン） 彭于晏（エディ・ポン） 廖凡（リャオ・ファン） 周韻（ジョウ・ユン）
姜文（チアン・ウェン）監督の「北平三部作」の3作目が一般公開スタート！本作は『さらば復讐の狼たちよ（原題：譲子弾飛）』（2012）、『一歩之遙(Gone with the Bullets)』（2014）に続くもので、同監督作品としては実に4年ぶりとなるため、大きく期待されていました。「北平」とは民國時代における北京の舊稱で、この「北平三部作」は、當時の北京を舞臺に、動亂の時代を生き抜く男たちの生き様を描く男気満點のシリーズです。今作は張北海の武俠小説を原案に、抗日戦爭前夜の北京で起きた復讐劇を描くサスペンスアクションとなっています。
【４位】Magical Circus：Animal Crackers（中國題：神奇馬戯団）
公開日：2018年7月21日
監督：トニー・バンクロフト スコット・クリスチャン・サヴァ
主演（吹替）：エミリー・ブラント ジョン・クラシンスキー イアン・マッケラン ダニー・デヴィート シルヴェスター・スタローン
動物のかたちをした不思議なビスケット「アニマル・クラッカー」をめぐる英中合作のアニメ映畫が7月21日に中國で一般公開スタート。落ちぶれたサーカス団を引き継いだオーウェンとゾーイは、「アニマル・クラッカー」を食べることでさまざまな動物に変身できることを発見してしまう物語です。ホラー映畫『A Quiet Place』で共演したエミリー・ブラントとジョン・クラシンスキーの夫婦が、まったくジャンルの異なる今作で、吹替えとして再び夫婦役を演じています。
【５位】動物世界（Animal World）
公開日：2018年6月29日
監督：韓延（ハン・イェン）
主演：李易峰（リー・イーフォン） 周冬雨（チョウ・ドンユイ） マイケル・ダグラス 曹炳琨（ツァオ・ビンクン）王戈（ワン・ゴー）
福本伸行の漫畫作品『賭博黙示録カイジ』が原案である『動物世界（Animal World）』がトップ5をキープ！メガホンを取るのは、『滾蛋吧白百何！腫瘤君 （Go away Mr. tumour）』『第一次（First Time）』で注目を集めた韓延（ハン・イェン）監督。主演はスクリーンで初競演を果たした、トップアイドルの李易峰（リー・イーフォン）と今旬な女優、周冬雨（チョウ・ドンユイ）の2人です。米國の大俳優、マイケル・ダグラスのスペシャルゲストとしての出演も大きく期待されていました。
【６位】新大頭児子和小頭爸爸3：俄羅斯奇遇記（New Happy Dad and Son 3:Adventure in Russia）
公開日：2018年7月6日
監督：何澄（ハー・チョン）
主演（吹替）：劉純燕（リウ・チュンイェン）董浩（ドン・ハオ）鞠萍（ジュイ・ピン）
親子の絆を描く國産アニメの名作シリーズ『新大頭児子和小頭爸爸』の第3弾が好評上映中。2年に1本のペースで新作を製作しているこのシリーズの第3弾は、ロシアを舞臺に仕事と家庭を両立させるために頑張る父親「小頭爸爸」の姿を描くものとなっています。サッカーW杯の開催により注目されているロシアの文化や風情も堪能できる1本です。聲の出演は中國聲優界の重鎮、劉純燕（リウ・チュンイェン）や董浩（ドン・ハオ）、鞠萍（ジュイ・ピン）らが擔當。
【7位】ジュラシック・ワールド/炎の王國（中國題：侏羅紀世界2）
公開日：2018年6月15日
監督：J・A・バヨナ
主演：クリス・プラット ブライス・ダラス・ハワード B・D・ウォン ジェームズ・クロムウェル テッド・レビン
大ヒットを記録した2015年の『ジュラシック・ワールド』の第2弾が中國でロングヒット中！テーマパーク「ジュラシック・ワールド」の所在地、イスラ・ヌブラル島の崩壊から4年後、恐竜行動學のエキスパートであるオーウェンと、テーマパークの運営責任者だったクレアは、そこを襲う火山の大噴火から恐竜たちを救うべく奔走します。主人公の2人を含むメインキャストのクリス・プラットとブラウス・ダラス・ハワードが続投しましたが、監督は前作のコリン・トレボロウから、『永遠のこどもたち』や『インポッシブル』のスペイン監督、J・A・バヨナにバトンタッチ。日本では7月13日から公開中。
【8位】錨點インクレディブル・ファミリー（中國題：超人総動員2）
公開日：2018年6月22日
監督：ブラッド・バード
主演（吹替）：クレイグ・T・ネルソン ホリー・ハンター サラ・ボーウェル ハック・ミルナー サミュエル・L・ジャクソン
ディズニーとピクサーの大ヒット作『Mr.インクレディブル』（2004）の14年ぶりとなる第2弾『インクレディブル・ファミリー』もロングヒット中！ヒーロー活動が禁止された世界に暮らす、元ヒーローのMr.インクレディブルとその家族の活躍を描いたこのシリーズですが、続編となる今作では、ヒーロー活動をすることになった妻ヘレンに代わって、Mr.インクレディブルことボブが末っ子のジャックの育児を擔當している様子。不思議なパワーを秘めたジャックの活躍にも期待が高まります。日本公開は8月1日から。
【９位】Show Dogs（中國題：汪星臥底）
公開日：2018年7月20日
監督：ラージャ・ゴスネル
主演：ウィル・アーネット クリス・“リュダクリス”・ブリッジス ナターシャ・リオン ジョーダン・スパークス シャキール・オニール
喋る犬たちが登場する米英合作の新作コメディ『Show Dogs（中國題：汪星臥底）』の中國公開がスタート！『LEGO（R） ムービー』のウィル・アーネットが主演を務め、『スマーフ』や『ビバリーヒルズ・チワワ』のラージャ・ゴスネルがメガホンをとっています。本作は、ニューヨーク市警の警察犬として働くロットワイラーのマックスが、人間のFBI搜查官とコンビを組み、動物の違法売買組織に誘拐された赤ちゃんパンダを救出しようと奮闘する物語です。
【１０位】 名探偵シャーロック・ノームズ（中國題：淘気大偵探）
公開日：2018年7月20日
監督：ジョン・スティーブンソン
主演（吹替）：ジョニー・デップ ジェームズ・マカボイ エミリー・ブラント キウェテル・イジョフォー メアリー・J・ブライジ
今春で米國で公開されたアニメ映畫が中國公開スタート！本作は2011年製作の『Gnomeo & Juliet（ノミオとジュリエット）』に続くシリーズ第2弾で、謎の事件に挑む庭人形の妖精ノームたちの冒険を描いたアニメ映畫です。ロンドンのとある家の庭で仲間たちと平和な毎日を送っていたノームのノミオとジュリエットが、何者かに連れ去られた仲間たちを救うべく、名探偵シャーロック・ノームズや彼の助手、ワトソンとともに広い世界へと旅立つ物語となっています。監督は『カンフー・パンダ』のジョン・スティーブンソン、聲優陣にはハリウッドの人気俳優が集結し、シャーロックをジョニー・デップが、ノミオをジェームズ・マカボイが、ジュリエットをエミリー・ブラントが擔當しています。さらに、英のスーパースター、エルトン・ジョンが製作総指揮と音楽を手がけています。
（ミン・イヒョウ、謙）
