北京
PM2.577
23/19
米國政府は中國、歐州連合(EU)、メキシコ、カナダなど重要な貿易パートナーに対して貿易戦爭、関稅戦爭を一方的に引き起こし、世界から非難されています。これについて、メキシコ中國商業科學技術商會のカルラ・ロヨ會長は「米國の貿易戦爭は事実上、中國とメキシコの両國に協力のチャンスをもたらした」との考えを示しています。
ロヨ會長は「米國の対中國貿易戦爭はメキシコにとって市場を獲得するチャンスである。中國と同盟を結び、両國は、貿易戦爭で関稅が高まった商品の代替製品と代替市場を提供し合い、互いに利益をもたらすことができる。両國は、貿易と工業製品の補完性をさらに見出す必要がある」と述べました。
ロヨ會長は中國に學ぶべきものは多いとして、「メキシコは中國の科學技術を利用できる。反対に中國にとってメキシコは大きな潛在力を持つ市場であり、両國は自動車製品面での協力を強めることができる。40年間の改革開放を経て、中國は自らの自動車工業を確立した。一方でメキシコは組み立て、加工の段階にある。メキシコは、自動車や部品を大量に輸出し、資質の高い労働者を多く抱えている。しかし、自國の自動車ブランドを持っていないため、この分野で中國との協力を探るべきである」と述べました。(Mou、星)