北京
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インドネシアの首都ジャカルタと南スマトラ州パレンバンで開催される第18回アジア競技大會の開幕日となった18日午前、日本選手団団長を務める山下泰裕・日本オリンピック委員會(JOC)常務理事がジャカルタにある今大會のプレスセンターで記者會見し、今回のアジア大會および2年後の東京五輪に向けた目標を語るとともに、中日両國の選手のプレーについての見方を示しました。
山下団長はまず、「今大會では、メダル獲得數の目標は設定していない。結果よりもプロセスと內容を大事にしたい」と明らかにしました。記者から「重きを置いている種目はあるか」と聞かれると、「2020年の東京五輪で行われる種目のすべてに重きを置いている。アジア大會で好成績を上げ、ベストパフォーマンスを発揮することが2020年につながるので、東京五輪に出場したい、活躍したいと思う選手たちにとっては、今大會は極めて重要な大會になる」との見方を示しました。
また、2年後の東京五輪に向けた思いについて、山下団長は「金メダル30個、上位3位入り」という目標を改めて表明した上で、「2013年に、2020年の五輪が東京で開催されることが決まってから、いろいろな競技で若い選手が出てきている。なので、日本以外の記者の方には申し訳ないが、日本は2020年にはかなり活躍し、ほかの國を苦しめると思う」とした上で、「2年後の東京五輪は、我點にとっては4年に1度ではなく、50年、100年に1度の大會だ」と強調しました。
今回のアジア競技大會では、水泳や體操、卓球など複數の種目において中日2カ國の優勝爭いになるのではないかとの聲があります。これについて、山下団長は「アジアのスポーツ大會では、トップは中國だ。アジアの王者中國に対して、日本の選手たちには果敢にチャレンジしてほしい。日本と中國がかなり高いレベルで切磋琢磨していくことは、お互いにとってプラスになる。それがアジア全體のスポーツレベルの向上につながっていくなら、さらに意義があることだ」と語りました。
第18回アジア競技大會は今夜、ジャカルタで開幕します。日本からは史上最多の762名の選手(男子408名、女子354名)が全40競技に出場します。(文と寫真:斉鵬)