北京
PM2.577
23/19
第4回中國-中東歐諸國地方指導者會議が現地時間20日、ブルガリアの首都ソフィアで開催されました。會議では「ソフィアコンセンサス」が発表され、各分野における地方の協力を深化させていくことを呼びかけました。
李克強総理は、會議の開催に祝賀の書簡を送り、「地方による協力の特色は鮮明で、たくましい生命力を持っている。中國と中東歐諸國の関係発展における強力な支えであり、『16+1協力』の重要な部分でもある」とした上で、「今年、中國は改革開放40週年を迎えている。中國政府は地方が新しいラウンドのハイレベルの対外開放でより大きな役割を果たすことを支持し、奨勵する」としています。
中國全國人民代表大會常務委員會の曹建明副委員長は開幕式で挨拶し、「『16+1協力』は中國と中東歐諸國との関係をレベルアップさせた。実務的な協力は絶えず発展しており、中歐の全面的かつ戦略的パートナー関係の內容はさらに豊かになった。中國は中東歐諸國と共に協力の分野を拡大させ、中歐の関係発展に力添えしていきたい」と述べました。
一方、ブルガリアのボリソフ首相は「第7回中國・中東歐諸國首脳會議の開催からわずか3カ月で、『16+1協力』地方指導者會議が開かれた。これは雙方の協力が拡大しつつあり、政治関係が良好であることを示している。地方の協力は関係発展の原動力である」と指摘しました。
発表された「ソフィアコンセンサス」は、「一帯一路」構想が地方の協力にもたらした重要なチャンスを強調し、地方の協力は「16+1協力」の重要な部分であることに賛同して、「16+1協力」省州長官連合會が果たした重要な役割を認めました。また、中國・中東歐諸國間の貿易が絶えず成長していることを歓迎するとともに、中小企業や投資、観光、環境保護、相互連結などの分野における協力を促進していくと見込んでいます。
第4回中國-中東歐諸國地方指導者會議は「世界発展の理念で、地方協力を実踐」をテーマとして、中國の16の省や市、自治區と16の中東歐諸國から地方政府と企業の責任者600人余りが出席しました。また、次回の第5回中國-中東歐諸國地方指導者會議は2020年に、中國の遼寧省で行われることが発表されました。(藍、星)