北京
PM2.577
23/19
ロシア外務省と連邦議會下院は21日それぞれ、「米國が一方的に『中距離核戦力(INF)全廃條約』を脫退すれば、ロシアは軍事技術やその他の必要な手段で報復する」との姿勢を示しました。
ロシアのリャブコフ外務次官はこの日、メディアを前に「米國はロシアがINFに違反していると何度も非難しているが、証拠は何もない。INFを脫退することにより、戦略問題でロシアに譲歩するよう恐喝している」と述べました。そして、米國で安全問題を擔當するボルトン大統領補佐官が21日にロシアを訪れた際に、米國の意向や今後の計畫に対して詳しく話を聞きたいとしています。
また、ロシア下院外交委員會のスルツキー委員長は21日、「米國がINFを脫退すれば、核軍縮に深刻な危機をもたらし、世界が軍拡競爭にさらされる。本當に脫退するのであれば、ロシアはあらゆる手段を講じて自身と同盟國の安全を確保する」との意思を表しました。(ヒガシ、森)