北京
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(寫真:宮崎監督から直筆サイン入りイラストを贈られた中國人女優・秦嵐)
12月14日に中國公開が予定されている宮崎駿監督の名作『となりのトトロ(中國題:龍貓)』、その中國初公開に合わせて、このほど中國アンバサダーに就任した女優の秦嵐(チン・ラン)が、日本を訪れて宮崎駿監督と初対面し、宮崎監督から直筆サイン入りイラストを贈られました。
『となりのトトロ』は1950年代の日本の田舎を舞臺に、草壁一家のサツキ・メイ姉妹と「へんないきもの」たちとの交流を描いた心溫まるファンタジーです。30年前は中國での大規模な一般公開には至りませんでしたが、丸っこくて可愛らしいトトロのキャラクターはキャッチーな劇中音楽とともに中國で大ヒットし、今でも根強い人気を誇っています。
『となりのトトロ』のリマスター版は2014年に米國で、2015年に英國で一般公開されたほか、2015年10月に釜山國際映畫祭ジブリ作品特別上映會にも出品。さらに今年6月にフランスで開催された『となりのトトロ』公開30週年記念イベントにも登場しています。今回中國で公開が予定されているのは2017年完成の最新のデジタルリマスター版で、長さ86分の2Dバージョン。中國の劇場には日本語版と中國語吹替版の2バージョンが登場することになっています。
中國公開に合わせジブリの星野康二社長も訪中し、秦嵐と共に、上海で開催されるプレミア上映に登場します。秦嵐は中國アンバサダーのほか、吹替えキャストとして、草壁姉妹の母親である草壁靖子役を擔當することも決まりました。(ミン・イヒョウ 謙)