北京
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長江デルタ地域に位置する江蘇省蘇州市呉江區。面積は香港特別行政區とほぼ同じで、こここある盛澤鎮は明や清の時代からシルクの生産が盛んになり、今は4大名産地の一つになっています。改革開放から40年、呉江はシルクの産業と文化を発展させて良質なものを生み出し、また光ケーブルや光ファイバーの開発にも力を入れています。
呉江の宋錦織物は、中國の指導者が外國を訪問する際、またアジア太平洋経済協力會議(APEC)、主要20カ國・地域首脳會議(G20サミット)、上海協力機構(SCO)サミットなど、中國で國際會議を開催する際の贈答品に用いられています。宋錦は今から1000年ほど前の宋の時代に生まれたもので、雲錦、蜀錦とともに中國織物の3大名作と呼ばれています。
シルクの製造は、伝統産業として時代とともにモデルチェンジやグレードアップしています。呉江區盛澤鎮に本社を構える江蘇華佳會社は、1970年代は農村の製糸工場でしたが、40年の発展を経て今は社員數4000人の大手企業へと生まれ変わりました。製品の90%以上を歐米など海外に輸出しています。
そして呉江は、情報化社會で重要なインフラとなっている光ケーブルの製造が盛んであり、生産量は全國の3分の1を佔めています。 産業の成長へ地元政府の支援を得た呉江區は、2015年にスマート工業推進大會を開きました。地元政府はこの年、2017年までの期間中にロボットの開発事業へ2億元以上の奨勵金を出しました。(殷、森)