北京
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23/19
12月の北京は、肌をさす寒風が吹きすさび、朝晩の気溫はマイナス10度以下となっています。この年末の寒風を迎えて、すでに來年の春が早くやってくることを待っている人もいるかもしれません。今週の中國メロディーは引き続き「西遊記」を題材にした映畫やテレビドラマ、アニメの挿入歌と音楽をご紹介しましょう。
「猿兄さん」
「西遊記」は16世紀に誕生して以來、中國伝統文化の重要な寶の一つとなっています。三蔵法師が孫悟空、豬八戒、沙悟淨を従えて、天竺へお経を取りに行く話は誰でも知っている物語で、何百年もの間、多くの人たちの子供時代の思い出となりました。小さい時は、孫悟空が陸や海、天上界で動き回るシーンに引きつけられ、少年時代には西遊記の中の様點な仙人の世界に憧れ、大人になると、この物語の中の人間の成長物語に感動させられます。
1999年、CCTVはそんな西遊記をベースにした全52話のテレビアニメを放送しました。このアニメは90年代生まれの人たちにとって懐かしい子供時代の思い出で、特にその主題歌「猴哥(猿兄さん)」は今でも子供たちが好きな曲です。
「一生の愛」
「西遊記」を題材にした映畫と言えば、多くの人は1995年にチャウ・シンチー主演の人気シリーズ「チャイニーズ・オデッセイ」を思い出すかもしれません。映畫は孫悟空の時空を超えた戀愛と冒険を描きました。主人公の少年・至尊寶は、戀人・晶晶を救うため、500年前の世界へタイムスリップします。ヒロイン・紫霞仙子と出會い、戀に落ちましたが、殘酷な現実に直面し、孫悟空へ生まれ変わらなければならないという物語です。
この映畫が上映された當初、興行成績は決して良いものとは言えませんでした。しかし、數年後に若者の間で人気となり、中國全土で西遊記ブームを巻き起こしました。映畫の中の名ゼリフ「愛に期限があれば、彼女を一萬年愛する」などは、大學生を中心に「戀愛経典(戀愛バイブル)」とまで呼ばれるようになりました。また、映畫のエンディング「一生所愛(一生の愛)」は、少年から一人前の男に成長する中で経験する、どうしようもない切ない戀の悩みを歌い上げ、多くの人點の青春の思い出となりました。
「勇敢な心」
中國を代表する冒険物語「西遊記」は數えきれない読者、特に子供達に多くの楽しさをもたらした名作です。その中の孫悟空は多くの男の子が憧れる英雄で、その自由自在で、神通力で何でもできるキャラクターは、中國文化の中にある抵抗精神を表す存在となりました。
映畫「西遊記ヒーロー・イズ・バック」の中で、五行山に封じ込められた孫悟空は五百年にわたる風雨に耐え続け、ついに仏の枷から脫出しました。敵と戦う時になると、勇気と決意の象徴である真っ赤なマントは旗のように舞い、如意棒の光もあたり一面をくまなく照らしました。挿入歌「勇敢な心」は、私たちが憧れる、魅力あふれる孫悟空を表しています。
番組の中でお送りした曲
1曲目 猴哥(猿兄さん)
この歌はCCTV・中國中央電視臺のテレビアニメ「西遊記」のオープニングです。
歌詞:
猿兄さん 君はすごい
五行山も君の心を封じ込めることができない
君の物語は代點伝えられ
如意棒はいつまでも光輝き
世の中の悪を片付ける
2曲目 一生所愛(一生の愛)
この歌は映畫「チャイニーズ・オデッセイ」のエンディングです。
歌詞:
過去 現在 過ぎ去ったものは取り戻すことができない
真っ赤な落ち葉が埃の中に埋まっている
花は枯れても あなたのために再び開くことができる
生涯の愛は白い雲の外に続いている
3曲目 勇敢的心(勇敢な心)
この歌はアニメ映畫「西遊記 ヒーロー・イズ・バック」の挿入歌です。
歌詞:
僕は石ではなく
涙ではなく
子鳥にすぎない
家の方向を探している
これはまるで飛んでいるような感じで
自由な感じで
星をまきちらした空を舞っている