北京
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23/19
広東省広州で先ごろ、政治や経済などについて國際交流する「従都國際フォーラム(Imperial Springs International Forum 2018)」が行われました。フォーラムに出席した國連前事務総長の潘基文(パン・ギムン)氏はCRIの取材に対し、「中國の改革開放は世界に恩恵をもたらすもので、國連の貧困撲滅へのミレニアム計畫達成につながった」と述べました。
潘氏は取材で、「世界銀行は2010年、貧困者の數を半減するという目標を5年前倒しで達成したと発表した。これには中國の貢獻が大きく、この期間中に中國は4億人が貧困を脫卻している。2030年までには、中國だけでなく全世界の國から貧困が解消することを願う」と述べました。
また潘氏は、中國の改革開放について「40年間で大変な成果を収めた。世界第2の経済大國になったほか、アフリカを中心に多くの途上國の発展を導いた」と述べました。その上で、「今回のフォーラムで、一國主義、保護主義などの言葉がたびたび聞かれた。現在、一部の國が、國際社會の基盤である多角的主義を重く見ておらず、大変心配である。これからは多角的主義を育成する環境づくりに努めていくべきであり、さもないと國連の持続可能な開発のための2030アジェンダや、気候変動に関する『パリ協定』の目標達成が難しくなる」と述べました。(雲、森)