北京
PM2.577
23/19
北京の日本大使館で17日、「The Power of Music碓井俊樹氏 北京文化交流音楽會」が開催され、約120名の青少年がピアノの調べに耳を傾けました。同音楽會は中日青少年交流推進年の最初の認定行事として行われ、橫浜シンフォニエッタ、在中國日本大使館主催、日中學生交流団體freebird後援、青山美術所屬のアーティスト・沓名美和さんがキュレーターとして企畫運営しました。
會場雑観
音楽會では世界の音楽祭での出演や國際音楽コンクールの審查員を務める日本のピアニスト碓井俊樹さんの演奏をはじめ、中國のイノベーション企業によるスマートギター・ウクレレの紹介、中央民族大學舞踏學院のダンサー朱亜超さんと碓井さんの共演など、中國と日本、様點なジャンルが組み合わさった新たな時代の音楽が紹介されました。
開催に先立ち企畫者の沓名さんは、「今回の音楽會のように他分野に及ぶコラボレーションによって、日本と中國の新たな文化の感動と共感を共に生み出して、新たな日中の文化交流の力になっていくことを願う」と挨拶しました。
キュレーター沓名美和さん
また、ピアニストの碓井さんは「音楽の分野では、特に中國発、日本発のアイデアは音楽の流れを変えようとしている。そのためには、會場にいる皆さんのアイデアがもっと必要になる」と青少年へメッセージを送りました。
ピアニスト碓井俊樹さん
碓井さんと朱さんによるピアノとコンテンポラリーダンスのコラボレーションは、映畫『君の名は』の楽曲の演奏に合わせて、「誕生、共存、再生、夢、希望」というテーマで披露されました。薄暗い照明の中、スポットライトに照らされる二人の共演は観客たちを釘付けにしました。また、碓井さんは、30分に及ぶ坂本龍一作曲のピアノ曲「ブリッジ」を披露し、日本の生の蕓術を中國に屆けました。
碓井さんとダンサー朱亜超さんによる共演
碓井さんとダンサー朱亜超さんによる共演
碓井さんとダンサー朱亜超さんによる共演
音楽會終了後、キュレーターの沓名さんは「中國では日本の蕓術に觸れる機會があまりないため、若者にたくさん見てもらえる機會を作っていきたい」と今後の青少年交流の活動への抱負を語りました。
左2碓井さん、中央朱さん、右2沓名さん
中國と日本の間で去年、両國國民の雙方向の交流、とりわけ若い世代の交流を拡大する必要があるとの共通認識のもとに覚書が交わされ、2019年を「中日青少年交流推進年」と定めました。今後5年間で3萬人規模の青少年交流を実施していく予定です。(文責:星和明)