北京
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カンヌ國際映畫祭・ベルリン國際映畫祭と並ぶ世界三大映畫祭のひとつ「ヴェネツィア國際映畫祭」。今年で76回目を迎え、8月28日~9月7日の日程で開催されます。そのコンペティション部門に當たる金獅子賞のノミネート作品として、婁燁(ロウ・イエ)監督の新作『蘭心大劇院(Saturday Fiction)』(2019)と楊凡(ヤン・ファン)監督の『継園臺七號(No. 7 Cherry Lane)』 (2019)が選ばれました。
『蘭心大劇院(Saturday Fiction)』は鞏俐(コン・リー)やオダギリジョー、趙又廷(マーク・チャオ)らが主演を務め、1941年の上海を舞臺に、鞏俐(コン・リー)演じる于菫が女優として活躍しながらも、日本軍の情報を収集するために連合軍の諜報員として暗躍する姿を描いた作品です。また、オダギリジョーが中國で初出演を果たした作品としても注目を集めています。
『継園臺七號(No. 7 Cherry Lane)』は1967年の香港を舞臺に、男子大學生とシングルマザーとのその娘の間の三角関係を描くアニメ映畫で、趙薇(ビッキー・チャオ)や呉彥祖(ダニエル・ウー)、張艾嘉(シルビア・チャン)といった豪華キャストが聲の出演に起用されています。
一方、日本からは是枝裕和監督がフランスの大女優カトリーヌ・ドヌーヴと初タッグを組む話題作『真実(原題:La Vérité)』がノミネートされています。(ミン・イヒョウ 星)