北京
PM2.577
23/19
聞き手:王小燕
「新中國70週年を迎えて」のシリーズインタビュー、先週に引き続き、経済と金融のプロ・徳地立人さんにお話を伺います。
父親の仕事の関係で、少年時代から青年時代にかけて北京で過ごした徳地さん。中國に初めてやって來たのは1964年、折しも新中國成立15週年の年でした。北京の小學校に入學した徳地さんは當時、「チビちゃん」のあだ名で知られる北京放送・陳真アナウンサー(1932~2005)のインタビューを受けたそうです。「その時から數えると、今回は55年ぶりの北京放送の出演」と懐かしそうに話してくれました。
徳地さんはその後、中國の資本市場の成長を日本人でありながら內側から見つめ続け、それだけでなく“擔い手”としても大勢の中國人の同僚たちと共に関わってきたという、ユニークな経歴をお持ちです。
そんな徳地さんに、今回は中國金融業の対外開放の現狀、世界経済における中國経済の今、「二つの百年」という目標を持つ中國の國づくり、さらには中日両國にとっての「新時代にふさわしい両國関係」をめぐってお話を伺います。
中國と日本は現在、「大規模に學び合う時代」を迎えたという徳地さん。詳しくはぜひ番組をお聞きください。
【プロフィール】
徳地 立人 (とくち たつひと)さん
清華大學公共管理學院産業発展と環境ガバナンスセンター(CIDEG)執行理事兼研究員(リサーチフェロー)
中國石油天然氣股份有限公司 社外取締役
1952年東京生まれ。1964年から1977年、北京で仕事をしていた父親と共に、一家で北京で13年間を過ごす。北京大學中國文學學科卒業、スタンフォード大學東アジア研究センターにて修士號を取得(中國経済)。
20數年日本の大和証券に勤務、主に米國、香港、北京、シンガポールなどで國際投資銀行業務に従事。2002年に、中國政府係大手コングロマリットである中國中信集団公司(CITIC Group)傘下の中信証券に副社長として入社。その後、マネージングディレクター兼投資銀行委員會主席、中信証券國際主席などを歴任し、2015年末、退任。
2009年、中國金融業界での功労が認められ、中國政府より“友誼賞”を受賞。
元國家外國専門家局諮問委員會外國専門家顧問委員。現在、トヨタ自動車、東京海上グループ、星野リゾートなど日本企業への中國関連のアドバイスも行っている。
主な著作:
『國有企業到境外上市公司』(主編)、『企業重組導論』(編集委員)など。
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