北京
PM2.577
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海外から中國に戻された流失文化財をテーマとした特別展が、17日に中國國家博物館で開幕しました。
この「返還の道──新中國成立70週年流出文化財返還成果展」は、中國文化・観光部と國家文物局が共同で主催するもので、日本から返還された春秋時代の青銅器や頤和園の一部の十二支頭部像など600展以上の展示物が公開されました。
日本から先月に返還されたのは、計8點の「曽伯剋父青銅組器」で、中國の1級文化財に定められています。「曽伯剋父青銅組器」の発見は考古學上に類を見ないもので、春秋時代の歴史と文化、青銅器の鋳造技術などの研究にとって重要な學術的価値があるものとされています。
また、ここ70年における流失文化財の返還作業の険しい道のりや過程などについても紹介しています。なお、この特別展は、11月中下旬まで行われる予定です。歴史が好きな人にとっては、とても貴重な機會になると思いますので、ぜひ北京に來た際には、ご覧ください。