北京
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張小紅さん(61)は中國が指定する無形文化遺産・夏布繡(麻の布の刺繍)の代表的な伝承人。張さんは2002年初め、江西省の針金工場を一時帰休し、天津や蘇州などに赴き、刺繍に関するスキルを學んだ。そして、再び実家のある江西省新餘市に戻り、手作りの刺繡作品を製作する企業・「渝州繡坊」を立ち上げて、熟練した刺繡の腕を存分に発揮している。新華網が報じた。
紙の代わりに麻の布、筆の代わりに針、絵具の代わりに糸を使い、張さんは蕓術的な刺繡作品を縫い上げる。張さんは、麻の布の品質を改良したほか、新しい刺繡のスタイル6種類を編み出した。そして、品質に合わせた刺繡を施すことで、民間の麻の布の刺繍を「アート」に昇華させ、作品の蕓術的価値を大きく向上させている。
2009年、張さんは、他の女性5人と共に、1年かけて、中國北宋の都(今の河南省開封市)の都城內外のにぎわい栄えた様子を描いた畫巻「清明上河図」を縫い上げ、第9回中國民間文蕓山花奨を受賞した。2014年には、張さんは「國指定無形文化遺産保護プロジェクト夏布繡の代表的な伝承人に指定され、同年7月、新餘市に個人博物館「夏布繡博物館」をオープンさせた。(編集KN)
「人民網日本語版」2019年10月26日