北京
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前週から先行上映実施中の社會派サスペンス『誤殺(SHEEP WITHOUT A SHEPHERD)』が一般公開スタート。口コミ評価で1位をゲットし、興行収入は2億元を突破。中國で最も売れている俳優の一人、黃渤(ホァン・ボー)主演の待望の新作『被光抓走的人(GONE WITH THE LIGHT)』は初登場4位に。
単位:萬元
~作品紹介~
【1位】誤殺(Sheep Without a Shepherd)
公開日:2019年11月29日
監督:柯汶利(サム・クワー)
主演:肖央(シャオ・ヤン)譚卓(タン・ジョオ)陳沖(ジョアン・チェン)許文珊(シュー・ウェンシャン)
『唐人街探案(Detective Chin Tang)』が記録的なヒットとなった陳思誠(チェン・スーチェン)監督がプロデューサーを務める新作は、社會派サスペンスの『誤殺(Sheep Without a Shepherd)』。家族を守るために悪の勢力と戦う父親の姿を描くもので、主演は、『唐人街探案(Detective Chin Tang)』シリーズにも抜てきされた筷子兄弟(チョップスティックスブラザーズ)の肖央(シャオ・ヤン)。マレーシア出身の若手・柯汶利(サム・クワー)監督がメガホンを取っています。
【2位】天火(SkyFire)
公開日:2019年12月12日
監督:サイモン・ウェスト
主演:王學圻(ワン・シュエチー)昆淩(ハンナ・クイリヴァン)竇驍(ショーン・ドウ)柏安(ビビアン)
『メカニック』や『エクスペンダブルズ2』などアクションの名作を世に送りしてきた英國のサイモン・ウェスト監督が中國映畫で初メガホン!中國南海に浮かぶ火山島「天火島」を舞臺に、そこで火山観測システムの開発に當たるチームが思いもよらぬ火山の大噴火に巻き込まれ、サバイバルに挑む様子を描くパニックアクション映畫です。主演は、実力派俳優の王學圻(ワン・シュエチー)と周傑倫(ジェイ・チョウ)の妻である女優の昆淩(ハンナ・クイリヴァン)。主題歌は周傑倫が歌う「我是如此相信」。愛する妻のために、周傑倫が6年ぶりに映畫の主題歌を擔當したことでも話題となっています。
【3位】ジュマンジ/ネクスト・レベル(中國題:勇敢者遊戯2:再戦巔峰)
公開日:2019年12月6日
監督:ジェイク・カスダン
主演:ドウェイン・ジョンソン ジャック・ブラック ケヴィン・ハート カレン・ギラン ニック・ジョナス ダニー・デヴィート ダニー・グローヴァー
アクション・アドベンチャーシリーズ『ジュマンジ』の第3弾が12月6日から中國で公開中。今作は、シリーズの約20年振りとなる続編で、2017年に公開された『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』(2017)に続くものです。高校生から大學生に成長したスペンサー、マーサ、フリッジ、ベサニーの4人組が再び謎のゲーム「ジュマンジ」の世界に入り込み、新たに加わった2人のお年寄りと共にサバイバルを繰り広げる物語となっています。監督は前作のジェイク・カスダンが続投し、主演はドウェイン・ジョンソンやジャック・ブラック、ケヴィン・ハート、カレン・ギランら前作のキャストのほか、ダニー・デヴィート、ダニー・グローヴァーが新たに參戦。
【4位】被光抓走的人(Gone With The Light)
公開日:2019年12月13日
監督:董潤年(ドン・ルンニエン)
主演:黃渤(ホァン・ボー)王珞丹(ワン・ルオダン)譚卓(タン・ジョオ)白客(バイ・カー)黃璐(ホァン・ルー)文淇(ウェンチー)
中國で最も売れている俳優の一人、黃渤(ホァン・ボー)主演の待望の新作は、黃渤本人が手がける「『HB+U』新鋭監督プロジェクト」の1作目である、『被光抓走的人(Gone With The Light)』。新鋭監督の映畫製作をサポートする同プロジェクトの第1號作品のメガホンを渡されたのは、『廚子戲子痞子(The Chef, the Actor, the Scoundrel)』 (2013)や『心花路放 (Breakup Buddies)』(2014)、『瘋狂的外星人(Crazy Alien)』といった黃渤主演作で腳本を擔當してきた董潤年(ドン・ルンニエン)で、董潤年は長編映畫の単獨監督を務めること自體が初挑戦となります。本作は、不思議な光に包まれた町が舞臺で、戀に落ちるとその光に囚われ、殘された人間が、その殘された理由と向き合うという寓話的ラブサスペンスです。黃渤のほか、人気女優の王珞丹(ワン・ルオダン)や譚卓(タン・ジョオ)、若手の白客(バイ・カー)、文淇(ウェンチー)らが競演。
【5位】南方車站的聚會 (The Wild Goose Lake)
公開日:2019年12月6日
監督:刁亦男(ディアオ・イーナン)
主演:胡歌(フー・ゴー)桂綸鎂(グイ・ルンメイ)廖凡(リャオ・ファン)萬茜(ワン・チェン)
今年5月に開催されたカンヌ國際映畫祭2019コンペティション部門に出品された話題の中國映畫『南方車站的聚會 (The Wild Goose Lake)』がトップ5をキープ。本作は、第64回ベルリン國際映畫祭で金熊賞と銀熊賞の2冠に輝いた『薄氷の殺人(原題:白日焔火)』の刁亦男(ディアオ・イーナン)監督の最新作で、指名手配犯となった男の逃亡と贖罪の旅を描いています。
【6位】アナと雪の女王2(中國題:氷雪奇縁2)
公開日:2019年11月22日
監督:クリス・バック ジェニファー・リー
主演:イディナ・メンゼル クリスティン・ベル ジョナサン・グロフ ジョシュ・ギャッド
中日米同時公開中の「アナ雪」(2013)の続編『アナと雪の女王2(中國題:氷雪奇縁2)』が中國でロングヒット中!6年ぶりとなる続編の舞臺は前作から3年後。アレンデール王國の人點とすっかり打ち解け、平和な日點を過ごしていたエルサが妹のアナや、クリストフ、オラフ、スヴェンらと共に、自分の持つ力の秘密を解き明かすため、新たな旅に出る物語となっています。
【7位】我為你犠牲(Warriors of Hornor)
公開日:2019年12月5日
監督:安戦軍(アン・ゼンジュン)
主演:李琦(リー・チー)國永振(グオ・ヨンジェン)陳姝(チェン・シュー)
麻薬掃討作戦や人質救出作戦、対テロ作戦などで活躍する武裝警察たちとその家族を題材にした主旋律映畫『我為你犠牲(Warriors of Hornor)』。中國で「十大忠誠衛士」の稱號を授かった武裝警察部隊の王剛と李保保、それに、內助の功で軍人や武裝警察の活動を支える、軍人の妻へ贈られる賞「十佳軍嫂」の受賞者の一人、張暁紅という、3人を主人公にした3つの物語からなるオムニバス映畫です。
【8位】ナイヴズ・アウト(中國題:利刃出鞘)
公開日:2019年11月29日
監督:ライアン・ジョンソン
主演:ダニエル・クレイグ クリス・エヴァンス アナ・デ・アルマス ジェイミー・リー・カーティス マイケル・シャノン ドン・ジョンソン トニ・コレット ラキース・スタンフィールド キャサリン・ラングフォード ジェイデン・マーテル クリストファー・プラマー
6代目ジェームズ・ボンド役のダニエル・クレイグと初代キャプテン・アメリカ役のクリス・エヴァンスとの初共演映畫として話題となっている『ナイヴズ・アウト(中國題:利刃出鞘)』が中國で好評上映中。本作は密室殺人をテーマにしたミステリー映畫で、ダニエル・クレイグは探偵役として出演。メガホンを取っているのは『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』のライアン・ジョンソン監督で、本作ではオリジナルの腳本も手掛けています。日本公開は2020年1月の予定です。
【9位】吹哨人(The Whistleblower)
公開日:2019年12月6日
監督:薛暁路(シュエ・シャオルー)
主演:湯唯(タン・ウェイ)雷佳音(レイ・ジャーイン)斉溪(チー・シー)呉彥姝(ウー・イェンシュー)
『北京遇上西雅図之不二情書(Book Of Love)』(2016)の名コンビ「女性監督・薛暁路(シュエ・シャオルー)×人気女優・湯唯(タン・ウェイ)」による新作は、サスペンス映畫『吹哨人(The Whistleblower)』。海外企業に勤める中國人社員が、ある國際取引をめぐる飛行機事故、死亡事件など一連の不祥事の裏に隠された真相に迫る様子を描く物語で、タイトルの「吹哨人」とは、企業の黒幕を暴くために奔走する社員(=內部告発者)を意味する隠語です。
【10位】ダウントン・アビー(中國題:唐頓莊園)
公開日:2019年12月13日
監督:マイケル・エングラー
主演:ヒュー・ボネヴィル ジム・カーター ミシェル・ドッカリー エリザベス・マクガヴァン マギー・スミス イメルダ・スタウントン ペネロープ・ウィルトン
英國で放送されて世界的に人気を集めた話題のドラマシリーズ『ダウントン・アビー』(2010年─2015年)の待望の続編映畫『ダウントン・アビー(中國題:唐頓莊園)』がいよいよこの12月に中國で一般公開スタート。米國のゴールデングローブ賞やエミー賞を受賞し、英國でも映畫テレビ蕓術アカデミー賞を受賞しているテレビシリーズは、1912年から1925年までを背景に、歴史上の大事件を織り交ぜながら、貴族のクローリー一家とその使用人たちの日點と喜怒哀楽を描いたものです。今回の映畫版は1927年の英國を舞臺に、英國王ジョージ5世とメアリー王妃がダウントン・アビーを訪れることになったため、クローリー一家がその準備で大騒ぎになるというストーリー。ドラマシリーズの主要キャスト、ヒュー・ボネヴィルやエリザベス・マクガヴァン、ミシェル・ドッカリーらが再集結しています。本作はイギリスでは2019年9月13日に封切られ、日本では2020年1月10日公開予定です。(ミン・イヒョウ 謙)