北京
PM2.577
23/19
習近平國家主席は春節を迎える直前の22日、要請に応じてフランスのマクロン大統領と電話會談を行いました。
マクロン大統領は初めに、春節に伴って、習主席および中國國民に祝賀の言葉を贈りました。
これを受けて、習主席は「2019年は中仏関係が高いレベルで発展した1年で、マクロン大統領と相互訪問を実現し、両國関係に新たな一ページを開いてきた。新たな1年もマクロン大統領と共に手を攜えて努力し、両國関係が高いレベルで発展し続けるよう萬全を期し、緊密な交流を保ちながら、相互が関心を持つ重大問題について意見を交わしていく。我點は一連の実務協力で得た共通認識を早急に実行し、核エネルギーや科學技術、工業、宇宙などの分野で協力を推進していくべきである。2021年中仏文化観光年に向けた準備も著実に進めていく必要がある。中國市場は世界に向けて開放し、もちろん歐州とフランスに対しても引き続き開放していく」と述べました。
また習主席は「今年は中國とEU(歐州連合)が外交関係樹立45週年を共に祝う年である。雙方が早期に高水準の中歐投資協定に合意することを期待し、手を攜えて多國間主義と自由貿易體制を守り、中歐関係が新たな1年により高いレベルへ向かってほしい」と強調しました。
マクロン大統領は「今年は仏中関係、歐中関係に対して非常に重要な1年である。雙方が貿易や投資、環境保護などの分野で引き続き協力を推進してほしい。フランスは気候変動や生物多様性、 世界貿易機関(WTO)の改革などの問題で、中國との協調と協力が強化されることを期待する。私はフランスが第5世代移動通信システム(5G)の問題で特定の國や企業に対し差別的措置を取ることはないと改めて表明し、中國と意思疎通を保っていきたい。歐中投資協定の交渉が早期に進展を遂げることを希望する」と表明しました。
さらに、マクロン大統領は「フランスは中國が新型コロナウイルスによる肺炎に積極的に対応することを支持する。中國との衛生協力を強化していきたい」と表明しました。
なお、両國の指導者はイランの核問題について意見を交わしました。(雲、CK)