【CRI時評】今年の春節、中國人は「団らん」に新たな意味を追加した

2020-01-24 18:44  CRI

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 本日24日は、中國の舊暦大晦日だ。この日は中國人にとって、1年で最も大切な、一家団らんの日だ。しかし新型のコロナウイルスによる肺炎の流行が発生し、一家団らんをあきらめた人も多い。中國人にとって「実家に帰っての年越し」は、心の中での最も重要な行事だ。春運(春節期間の帰省・Uターンラッシュ)はしばしば、「世界最大規模の人類大移動」などと形容されるほどだ。

 しかし、武漢市で肺炎の流行が発生し拡散したことで、ほとんどの人の計畫がかく亂されることになった。1月24日午前0時までに、中國の29省(民族自治區、中央直轄市を含む)で新型コロナウイルスによる肺炎に感染し発症したと確認された人は、報告によれば累計830人に達した。香港・マカオ・台灣では5人、國外では9人の感染が確認された。帰省や旅行に出る計畫を斷念した人點は多く、多くの地域では春節の祝賀活動が取り消され、家庭で中國恒例の年越し番組の春節聯歓晩會を鑑賞することが提唱されるようになった。一方で、人點をそれ以上に感動させているのは、中國の多くの地方の醫療関係者が次點に武漢入りして、現地の醫療関係者と共にウイルス問題ついて極めて高い職業精神と専門家としての資質を発揮していることだ。

 世界保健機関(WHO)は現地時間1月23日夜、中國の新型コロナウイルス性肺炎について「國際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」とすることを見送ると発表した。その理由は、現在のところは感染発症者數が緊急事態を宣言する基準に達していないからだ。WHOは同時に、中國政府の協力と透明性、特に新型コロナウイルスを迅速に分離抽出してDNAの解析を進め、情報を國際社會と共有していることに対して感謝の意を表明した。

 今回の春節に際して、中國人は伝染病との戦いに奮闘している。このことは、「団らん」に新たな意味を與えることになった。人點は物理的には離れたままだが、心と魂の面ではさらに近く寄り添うことになった。(CRI論説員)

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