北京
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23/19
1月24日は舊暦の大晦日に當たります。同日夜に5Gやドローンなどの新技術を生かした恒例の年越し番組「2020春節聯歓晩會(略稱:「春晩」、日本語:春節の夕べ)」が盛大に放送され、全世界の視聴者たちに向けて科學技術と文化が融合した視聴の宴を催します。
中央広播電視総臺(チャイナ・メディア・グループ/CMG)が製作する「春晩」は全編を通して260分に及び、歌、ダンス、マジック、雑技、伝統劇、コントなどが披露されます。時代のテーマと社會で関心の高い話題にフォーカスし、家族愛と望郷の念から人民に対する愛や祖國への祝福まで、夢への追求から幸せへの願いまで、高らかに響き渡る民謡から躍動感溢れるディスコまで、內容豊かな番組に伝統と最新の流行を取り入れています。これはまさに「大晦日の文化の晩餐」と言えます。また、蔓延する新型コロナウイルス肺炎と戦うため、生中継のスタジオでは狀況を報告する番組「愛は架け橋」が新たに加えられました。「春晩」の現場から武漢へ応援の言葉を送り、中國に勵ましを與えました。
今年の「春晩」の舞臺には3階建ての立體感ある舞臺蕓術を導入するとともに、ハイテク技術を生かして360度サラウンド効果を生み出します。視聴者はテレビの前に座っただけでも、究極の裸眼3Dディスプレイ體験ができます。ロボットやドローンも番組撮影に導入され、VR(仮想現実)中継を初めて実現します。多くの技術面のイノベーションによって、今年は多くのハイテク要素を持つ「春晩」となります。
今回は北京のメイン會場のほかに、中國中部にある河南省鄭州市、南部にある広東・香港・マカオグレーターベイエリアがサブ會場として設けられ、濃厚な地域文化の特色を表します。また、「春晩」はマルチメディアによる中継を行い、テレビ・スマートフォン・パソコンで視聴が可能で、全世界に向けて同時に放送されます。
今年、CMGは生中継映畫「春晩2020」を製作します。この映畫はアメリカ、イギリス、日本、ロシア、ブラジル、シンガポール、UAE(アラブ首長國連邦)、マレーシア、タイ、ラオスなど170以上の國や地域にある500余りのメディア、20余りの國と地域の映畫館で上映され、「春晩」と生中継映畫の放送が行われる見込みです。
1983年に放送を開始した「春晩」は、中國の國家テレビ局が舊暦の新年の到來を祝い、大晦日の夜に放送される大型総合番組です。30數年間に渡って、「春晩」は數多くの家庭とともにこれまでの1年に別れを告げ、新たな1年を迎えてきました。また、世界最多の視聴者を有するテレビ番組としてギネス世界記録に認定されています。大晦日の夜に、一家団欒をして餃子を作り、「春晩」を鑑賞し、年越し料理を食べて、お年玉を渡すことは新年を迎える中國人の文化です。(殷、星)