困難を共に乗り越えましょう 大連で自宅待機中の日本人より

2020-02-20 16:21  CRI

 このほど遼寧省大連市在住の日本人女性、松永瑞紀さんから、人民網に武漢および中國全土の人點に向けて応援メッセージが屆いた。新型コロナウイルス感染による肺炎の発生・流行を知り、當初ひどく動揺したという松永さん。しかし次第に落ち著きを取り戻してからは、自分自身に、そして周囲に目を向けるようになり、「當たり前」がどれほど貴重なものかを再確認できたという。ここではそんな松永さんの応援メッセージを紹介していこう。

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中國人のご主人と松永さん。

 皆さんこんにちは。私は遼寧省大連市に中國人の夫と2人で住む日本人です。外出を控え、今は自宅で在宅勤務をしています。私はこの新型コロナウイルス感染拡大の影響で自宅待機を余儀なくされてから、少しずつ考えが変わっていったのでそれを伝えたいと思い、応募させて頂きました。

 最初にウイルスの流行がメディアで大きく扱われ出した頃は、パニックになりました。何の準備もしていない狀態で急に家から出られなくなり、仕事や遊びの計畫も全てキャンセル。大量に流れてくる情報に疲弊し、感染への不安で眠れない夜もありました。

 徐點に落ち著きを取り戻してから、私自身の心がけが変化しました。何より心の健康を重要視するようになりました。困難な狀況において、環境や組織、外の世界を責めても、過剰に不安におののいたからといって災いが去ることはありません。不安に支配されたり、誰かを責める時間があるのならば、限られた人生の時間を有意義に使おうと考え方を変えました。それからは好きな本を読み、好きな人に連絡し、できるだけリラックスするようにしています。もし今精神的に辛くなっている人がいたら、一度スマートフォンを手放して、深呼吸して、肩の力を抜いてみてください。

 それから、この時間は私たち1人1人の人生に大きな意味を與える時間に違いないと感じるようになりました。私はこの期間に気づいたことをノートに書き出し始めました。

 まず、普段気にもとめない「當たり前」がどれだけ貴重なものかを再確認できたことです。突然奪われた、いつもの日常の大切さ。突然會えなくなった、周りの人たちの大切さ。多くの些細な物事が、目に止まるようになりました。

 そして、困難に向き合う中國の皆さんの逞しさに勇気づけられました。情報を収集し、家族や友人と連絡を取り合い、勵まし合い、支え合う。遊び心のある投稿で思わず笑顔になってしまったり、最前線で戦う人たちの言葉に感銘を受けたりすることが何度もありました。心無いデマや真偽の不明な情報に惑わされることもしばしばですが、私はそれよりも、困難に立ち向かう人たちの力強い姿の方が心に殘りました。

 どうしても物事の性質上、武漢市、中國、日本と地域や國で括られがちですが、私は中國に住む日本人として広い視野を持ちたいと思いました。自分が目の當たりにした光景を、しっかりと心に焼き付けて、國內外の人たちに伝えながら、この先の人生を歩んでいきたいと思います。

 最後に、不安な日點を過ごしている武漢やそのほかの中國國內にいらっしゃる皆さん。今はまだ苦しい狀況が続きますが、この困難を経験した皆さんは今までよりずっと強く、逞しくなっていると思います。越えられない壁はありません。共に乗り越えて、記憶を、學びを、次の世代へ繋いでいきましょう。加油,中國。

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馬玥