北京
PM2.577
23/19
【ちょっと気になる】
雲課堂(yún kètáng)オンライン授業
もともとは文字通り空に浮かぶ雲の意味ですが、近年はIT用語のクラウドの意味も持つようになりました。それが修飾成分として使われる場合、ネットやSNSなどオンラインで何かをするという意味となります。「課堂」は授業現場、つまり教室などの意味です。「雲課堂」で、オンラインで行う授業の意味となります。
本來なら2月17日に始まる中國の春學期、新型コロナウイルス肺炎の流行によって始業が延期され、大學や小中學校はオンラインで授業をするようにと求められています。オンライン授業はこれまでも補助的な手段として使われてはいましたが、それがメインになると、初めはネット環境の差や、教師側と生徒側の慣れや操作の問題、一部生徒にとっては非効率的なケースもあるなど、問題點が出てきました。あるベテラン教師は「教師としては一流のつもりだったが、今は新人の動畫配信者になった気分だ」とこぼしていました。しかし、いいこともあります。北京市を例にしますと、市內の有名教師を集め、テレビや各區のオンラインプラットフォームを通じて中三、高三の學生向けに公開授業を行うことで、生徒や保護者に喜ばれています。
「雲課堂」、オンラインの授業はいずれ本格的に行われる時期がやってくるだろうと、私は思っています。それを考えれば、今回のやむを得なく実施された「雲課堂」は、來たるべきに備えて問題點を確認するチャンスとも言えるのではないでしょうか。それを課題として、オンライン授業環境の整備が進むことを願っています。
【キーワード】
守望相助(shǒuwàngxiāngzhù)互いに見守り、助け合う
{意味}
故事成語で、(盜賊の被害や災害を防ぐために)地域住民あるいは近隣の村點が互いに見張りを行い、有事には互いに助け合うという意味です。
新型コロナウイルス肺炎の中國での発生以降、この言葉が頻繁に使われています。最初は、全國各地による湖北省・武漢市への支援について、このところは、世界各國に感染者が出ているため、國家間がお互いに支援をすることに関しても使われています。グローバル化する社會で、どの國も自國だけを守ろうとすることは難しくなっています。互いに助け合うのは唯一の道と言えるでしょう。
{使い方}
守望相助 各地全力支援湖北
(助け合おう 全國各地が湖北省を全力支援)
http://news.cri.cn/20200227/7f0bea8b-2470-ba98-816b-f9168dad9e3c.html
越是艱難時刻 越要守望相助
(困難な時期であればあるほど、互いに助け合わなければならない)
http://news.cri.cn/rss-yd/2020-03-02/a5b5caf3-6ddc-90ee-6d21-f3195b4af79e.html
面對病毒 守望相助才是應有姿態
(ウイルスに直面して、互いに助け合うことはあるべき姿勢だ)
http://news.cri.cn/20200224/b2d1f2d7-310f-2854-4eef-b415f7f1e802.html
推動中小企業復工復産,需要多方守望相助
(中小企業の操業・生産回復には多方面の助け合いが必要とする)
http://news.cctv.com/2020/02/15/ARTI5vszNoZczxRZDAppUgM0200215.shtml
華僑華人守望相助 共抗新冠肺炎疫情
(華僑華人 互いに助け合い、共に新型肺炎に立ち向かう)
https://baijiahao.baidu.com/s?id=1660376493251203242&wfr=spider&for=pc