北京
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寧波舟山港の全體図
習近平國家主席は29日、浙江省を視察しました。中國で新型コロナウイルスとの戦いが始まって以來、今回は習主席の4回目の地方視察となります。
最初の視察地である寧波舟山港の穿山港區では、習主席は港灣施設と企業の生産再開について狀況説明を受けました。
寧波舟山港穿山港區のコンテナ埠頭
感染症の影響を受け、寧波舟山港は今年1-2月期の貨物扱量は昨年同期の98%にあたる1億6300萬トンに止まり、コンテナ取扱量は昨年同期の約9割となる406萬TEU(20フィートコンテナ換算)でした。
習主席による世界最大級の貨物取扱量を誇る舟山港の視察は、グローバル産業チェーンの安定を一緒に守っていくという明確なシグナルが発信されたものと見られています。
寧波臻至機械模具株式會社
港灣の視察に続いて、習主席は北侖區大碶鎮にある高級車向け金型を製造する工業団地を訪れました。70余の企業が集まるこの工業団地は、「中國ダイカスト産業モデル基地」に選定されています。習主席は、2003年に設立された中小民間企業である「寧波臻至機械模具有限公司」を重點的に視察しました。
なお、26日24時時點で、浙江省の生産能力は90.06%回復しており、中でも中小工業企業11萬社の生産能力は108.58%回復され、小型・零細企業及び個人経営を含めた397萬の事業所では生産能力が88.2%まで回復したということです。
寧波臻至機械模具工場の作業現場
習主席は「このような肝心な時期であればあるほど、全面的かつ弁証法的で、長期的な目線で中國の発展をとらえ、自信を強め、信念を固めなければならない」と示しました。