數値目標の設定見送りは「むしろ責任ある姿勢」=日本學者

2020-05-23 13:14  CRI

圖片默認標題_fororder_微信圖片_20200523131805
日本國際貿易研究所の江原規由チーフエコノミスト

 22日に北京で行われた第13期全國人民代表大會第3回會議で、李克強総理が政府活動報告の中で、國內総生産(GDP)の年間成長率に関する數値目標を示さなかったことについて、日本國際貿易研究所の江原規由チーフエコノミストは、CMG東京特派員のインタビューに対し、數値目標の設定を見送ったことは「むしろ中國の責任ある姿勢とみられる」と示しました。

 2020年年初に起きた新型コロナウイルス感染症の感染拡大で、3月初旬に開催予定の全國人民代表大會と全國政治協商會議は日程を変更して今週、無事開幕し、世界から注目を浴びています。日本國際貿易研究所の江原規由チーフエコノミストは、政府活動報告に関する注目點について、感染症が中國経済に與えた影響と中國政府の今後の対応、また感染症が中國政府が掲げる「小康社會の全面実現」という目標に及ぼす影響が注目されていると指摘しました。

 その上で、江原氏は活動報告で言及した中國のこれまでの取り組みの中で、民生の改善、とりわけ脫貧困に多大な成果を挙げたことに注目し、「1100萬人の貧困人口を減少させた」ことは、國連が2030年アジェンダーで掲げている「持続可能な開発目標(SDGs)」の実現に大きな示唆を示した」と高く評価しています。

 また、新型コロナウイルスの感染情勢や経済貿易に不確実性が大きく、中國経済が予測できない影響要素に直面していることから、今年は経済成長の數値目標を提示しなかったことについて、江原氏は「新型コロナ感染症で世界各國の経済の見通しが極めて不確実になりつつある中、GDP成長率を提示すること自體にあまり意味がなく、無責任と考えられる。成長率の未発表は、むしろ経済大國中國の責任ある姿勢ともみられる」と示した上で、政府活動報告で強調された『6つの安定』や『6つの保障』措置が「中國経済の具體的方向性が示されている」と評価しました。

 そのうえで、世界経済のガバナンスの行方が注目されている中、今年の政府活動報告で注目すべきことは、新インフラ投資の強化だと指摘しました。

 江原氏は、「新インフラ投資は、中國経済の三分の一以上を佔めるデジタル経済のプラットフォームづくりといえる。今世界が5G やAIなどを主役とする第4次産業革命に入ったとされる中、デジタル経済の行方が、國際経済ガバナンスの行方を決める可能性が高い」と話し、デジタル経済における産業・サプライチェーンの創出と中國がその中で果たせる役割が注目されているとも指摘しました。(取材:周莉 編集:藍、Yan)

ラジオ番組
10月29日放送分
00:00:00/00:00:00
  • ハイウェイ北京<月曜日>の擔當者 劉叡琳_fororder_週一劉睿琳130
  • ハイウェイ北京<火曜日>の擔當者 王小燕&斉鵬_fororder_週二小燕齊鵬130
  • ハイウェイ北京<水曜日>の擔當者 謝東&劉非_fororder_週三謝東劉非130
  • ハイウェイ北京<金曜日>の擔當者 劉叡&孟群_fororder_週四劉睿孟群130
  • ハイウェイ北京<金曜日>の擔當者 任春生_fororder_週五任春生130
  • ハイウェイ北京<週末篇>_fororder_北京直通車週末篇
特集ダイジェスト
最新コラム
新華社_fororder_12日中友好協會_fororder_11人民網日本語版_fororder_10人民中國_fororder_9中國網日本語版_fororder_8東方網日本語版_fororder_7JAPAN online_fororder_5
UTYテレビ山梨_fororder_4中華網日本語版_fororder_3東方通信社_fororder_2中國百科検定_fororder_132959111934859451北京観光_fororder_1
馬玥