北京
PM2.577
23/19
國家統計局の発表によりますと、コストへの圧力緩和、市場ニーズの改善、支援政策の効果などのプラス要因の下で、石油精製、電力、化學、鉄鋼など重點セクターの5月の利益に明らかな改善が見られました。
石油精製については、4月に業界全體で赤字経営が続いていましたが、5月になりますと、対前月比8.9%増の116億2000萬元の利益が実現できました。電力は、対先月比の利益は4月では15.7%減でしたが、5月は同10.9%増に転じました。また、化學工業、鉄鋼業なども利益の下がり幅がいくらか縮小したということです。
5月の発表を受け、中國マクロ経済研究院の王昌林院長は「中國の工業生産に強靭な回復力があることを物語っている。しかし、工業企業利益の回復は、不確定性や不安定性に直面していることにも留意すべきだ。これからは、需要の回復を加速させ、內需拡大戦略の実施に力を入れ、産業や市場の循環を円滑なものにしてこそ、工業経済の安定かつ持続した回復と向上が初めて可能である」と述べました。(Mou、Yan)