北京
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全國人民代表大會常務委員會は6月30日、「香港國家安全維持法」を可決。同日午後11時に発効した。
この法律について、香港市民約300萬人が署名活動を通して支持を表し、多くの國の有識者からも「香港の長期安定と繁栄に重要な意義を持つ」と評価されている。一方、ポンぺオ米國務長官はこの法律を「香港市民の人権と基本的な自由を破壊し、『一國二制度』を『一國一制度』に変えるもの」と非難している。米國側のこの言論は無知と偏見にほかならない。
「香港國家安全維持法」は人権の尊重と保障を明確に定めている。その実施によって、香港がより繁栄、安定し、香港住民が安全な環境の中で法に基づいて権利と自由を享有し、國際投資家も利益を得られると見られている。また、「一國二制度」は中國の基本國策であり、「香港國家安全維持法」の制定はまさに「一國二制度」をより良く堅持、健全化するためである。
ポンぺオ氏らが「香港國家安全維持法」に過剰なまでに反応しているのは、この法律が一部の政治家の痛いところを突き、彼らの計算を破りかけていることが原因である。法律の実施により、彼らは今までのように中國の主権と安全への破壊行為を思うままにできなくなった。そこからも、「香港國家安全維持法」制定の必要性と切迫性が見える。
昨年6月、ペロシ米下院議長は香港での抗議活動を「美しい風景」と呼んでいた。香港の過激・暴力者が鉄棒や致死性の兵器を持って警察を襲撃した行為をどこが「美しい風景」と言えるのだろうか。ペロシ氏に、外交部の趙立堅報道官の言葉を送りたい。「米國の一部の人は悪意を持って、彼らが言う『美しい風景』をあの手この手を使って計畫、実施し、煽っている。そんな『美しい風景』は、米國が自分で取っておいてほしい」。(CRI日本語部論説員)