北京
PM2.577
23/19
聞き手:王小燕
夏は中國では卒業のシーズンです。北京では今學期は、新型コロナウイルスの影響で、ほとんどの大學は授業再開に至っていません。卒業學年のキャンパス復帰を始めた矢先に、6月上旬に新発地市場での集団感染が発生しました。その余波を受け、それも完全な形で実現できませんでした。そうした中で、今年の大學新卒者たちはどのような気持ちで卒業を迎え、今後の進路をどう考えているのか、北京北西部にある國際関係學院日本語學科4年の袁珵さん、姚禹さん、操錦正さんに電話でインタビューしました。三人はそれぞれ青島、北京、武漢の実家でインタビューに答えてくれました。
袁珵さん
姚禹さん
操錦正さん
今年の中國には、大學新卒者は史上最多の874萬人に達しています。教育部の発表では、大學院入學試験の參加者が341萬人で、募集枠が100.6萬人。いずれも史上最多です。今回のインタビューは874萬分の3の物語です。
コロナ騒ぎの中、大學最後の學期はキャンパスの中ではなく、実家にいながら、授業、論文の指導と口頭試問はいずれもインターネットで受け、ついに大學に戻ることなく卒業を迎えました。大學によって、オフラインとオンラインを併用した形で卒業式を行ったところもありますが、國際関係學院日本語學科では現在のところ、まだ卒業式を開催する予定は発表されていません。
過去になかった事態の中で迎えた卒業。三人のありのままの気持ちだけでなく、いまどきの日本語専攻の中國人の若者は、大學でどのような日本に出會い、卒論のテーマに何を取り上げ、今後のキャリアデザインに「日本語」という専攻をどう生かそうと考えているのかも聞いてみました。
新型コロナで卒業後の予定がままならない中、悩みながらもチャレンジ精神を忘れずに、青春を燃やす中國の若者の心象風景をぜひ覗いてみてください。
【國際関係學院】
北京北西部の景勝地に位置している全國重點大學の一つ。新中國が成立した1949年に創立。外國語、國際問題の教育と研究が特徴。
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<コロナ禍の戦後75週年、私が今思っていること>
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