7月14日 火曜日

2020-07-14 17:27  CRI

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擔當:王小燕、斉鵬

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 日本では九州を中心に豪雨による土砂災害で80人以上が死亡、または行方不明となり、東北から九州の計21県で住宅の被害は計1萬4160棟が確認されたと伝えられています。被災した方點に心からお見舞い申し上げます。

 こちら中國でも河川の増水期に入って、長江流域が深刻な洪水被害に見舞われています。全國では433本の河川が警戒水位を超えて洪水が発生しており、27の省・自治區・直轄市で3789萬人が被災し、141人が死亡・行方不明となり、家屋の倒壊は2萬8000軒にも及んでいます。

 中日両國はいずれも新型コロナとの闘いが続く中、大きな自然災害にも見舞われています。これ以上被害が広がらないことを北京で祈るのみです。また、現場で災害対策や人命救助に當たっている方點を心から応援しております。

 さて、今週の番組まずは、リスナー參加型企畫<コロナ禍の戦後75週年、私が今思っていること>に寄せられたメッセージをご紹介します。今回は山梨県甲府にお住まいの神宮寺敬さん(100歳)、東京都大田區にお住まいの三輪徳尋さんの投稿を抜粋してご紹介いたします。このほかにも多くの方點からメッセージが屆いておりますが、來週も引き続きご紹介させていただきます。またこの企畫はしばらく続きますので、皆さんからのご応募を心からお待ちしております。その後の「旬な話題」では、中國南部の洪水被害の狀況と夏用の「冷感マスク」に関する専門家の意見を紹介します。後半の「CRIインタビュー」では、「コロナ騒ぎ中の大學新卒者」をテーマに、パンデミックという未曽有の事態で卒業を迎えた國際関係學院日本語學科4年の袁珵さん、姚禹さん、操錦正さんに電話でインタビューしました。新型コロナで卒業後の予定がままならない中、悩みながらもチャレンジ精神を忘れずに、青春を燃やす中國の若者の心象風景をぜひ覗いてみてください。

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國際関係學院正門

<お便りの抜粋&コロナ禍の戦後75週年、私が今思っていることその2

★山梨県甲府市・神宮寺敬さん(100歳)

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山梨県甲府市・神宮寺敬さんと妻・綾子さん 2020年2月撮影

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2020年7月1日に屆いた神宮寺さんのファックス

 中國と日本が戦後75週年を迎えたといっても、知ってのとおり中國でも日本でも、日本と中國の戦爭を経験した人は生存していませんね。
 日本と中國は2度と戦ってはならないのです。
 私はCRIの日本向けの放送を聞き、リスナーとなり、中國のUTYでの実習生の生活を引き受け、朝夕の食事を共にすることが友好のもとと今でも信じています。
 私も100歳まで生きて、民間の日中友好と戦爭の悲慘さを語り、伝えてゆきたいと願っています。

東京都大田區・三輪徳尋さん

 日本では、1925年に25歳以上の男子全員に選挙権が與えられ、日本帝國軍による中國全土への侵略戦爭を始めた1937年當時には、有権者は全人口の20%以上に達していたと記されています。

 日本が國として侵略戦爭へ向かって進むことを止める良識がある有権者はいなかったのかと、こうした話題を考えるたびに強く思う疑問です。

 少し古い短編の書物になりますが、戦爭責任について書かれたものがあります。映畫監督で俳優でもある伊丹十三さんの父親の伊丹萬作さんが書いた「戦爭責任者の問題」では、「だますものだけでは戦爭は起らない。だますものとだまされるものとがそろわなければ戦爭は起らないということになると、戦爭の責任もまた(たとえ軽重の差はあるにしても)當然両方にあるものと考えるほかはないのである。」「彼らの跳梁を許した自分たちの罪を真剣に反省しなかつたならば、日本の國民というものは永久に救われるときはないであろう。『だまされていた』という一語の持つ便利な効果におぼれて、一切の責任から解放された気でいる多くの人點の安易きわまる態度を見るとき、私は日本國民の將來に対して暗澹たる不安を感ぜざるを得ない。」と書かれています。

 とても75年前に書かれたものとは思えないほどに、侵略戦爭を始めとする歴史問題に真摯に向き合うことをしないのかの答えがあるように思います。

 私達の祖父母にあたる人たちが犯してしまった罪の本質は、「ただ単にだまされたという事実そのものの中にあるのではなく、造作なくだまされるほど批判力を失い、思考力を失い、信念を失い、家畜的な盲従に自己の一切をゆだねるようになってしまっていた國民全體の文化的無気力、無自覚、無反省、無責任などが悪の本體なのである。」とまさに思います。

 敗戦から75年経過し、すでに遅きに失しているけれども、私達の次の世代が責任のある國民として、隣國、中國の人たちと共に暮らすためには、先祖の行為責任を認め、歴史に向かい合ってしっかりと総括し、反省することが必要だと思います。もう、日本の將來に暗澹たる不安をかかえたまま、次の世代にバトンを渡してはならないと思います。

★高知県四萬十市右山五月町・杉村和男さん

 7月7日の放送、お聴きしました。CRIインタビュー、児童文學者、作詞家の大門高子さんのお話は大変感慨深いものが有りました。 前後しますが、「盧溝橋事件」について、社會の授業では習いましたが、7月7日だというのは知りませんでした。勉強になりました。
 日本は先の大戦において、加害者だったことを絶対に忘れてはなりません。國內では、沖縄での地上戦、広島、長崎への原爆投下、ローカルなものでは、高知大空襲など、毎年、平和式典を開催しているのですから、他國への行為は忘れて良いとはならないのです。
 それからもう、75年ですか。私が生まれたのは1962年、戦後から、わずか17年後のことです。私の人生はもう58年(歳)になり、そう思うと17年なんて、短いものです。
 南京に置いて、日中友好の象徴とされる紫金草という花についても調べてみました。日本では「ムラサキハナナ」と呼ばれており、近縁種のハマダイコンが四萬十市周辺の海岸に自生しています。寫真下は2017年5月1日に、高知県黒潮町出口ごまじり浜(くろしおちょう いでぐち ごまじりはま)で撮影した、ハマダイコンです。春の長閑な海岸風景を演出する花です。

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高知県黒潮町出口ごまじり浜に咲くハマダイコン(撮影:杉村和男、撮影日:2017年5月1日)

 寫真(下)四萬十川支流、後川(うしろがわ)の風景です。7月2日、四萬十市大用寺(だいようじ)で撮影しました。偏光フィルターを裝著しています。懐かしさ漂う、平和な風景です。 青い空、白い雲、緑の川辺、清らかな川の流れ、この風景がいつまでの殘るよう願うばかりです。市街地方向になります。右手前は、高知県立中村高等學校です。妻の好きな風景でも有ります。

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四萬十川支流・後川の風景(撮影:杉村和男、撮影日:2020年7月2日、撮影地:大用寺)

◆ ◆ ◆

 この番組をお聞きになってのご意見やご感想をぜひお聞かせください。メールアドレスはnihao2180@cri.com.cn、お手紙は【郵便番號100040 中國北京市石景山路甲16號中國國際放送局日本語部】もしくは【〒152-8691 東京都目黒郵便局私書箱78號 中國國際放送局東京支局】までにお願いいたします。皆さんからのメールやお便りをお待ちしております。

<コロナ禍の戦後75週年、私が今思っていること>

CRI日本語放送メッセージ募集のご案內

 字數:ご自由に。
 署名:本名・ハンドルネーム・ペンネームのいずれ可。
 形態:文字原稿・音聲ファイルでの投稿のいずれも可。
 (投稿內容と関連する寫真の同封は大歓迎)
 宛先:riyubu@cri.com.cn

 タイトルに「75週年メッセージ」と明記してご送信お願いいたします。

【リンク】

<コロナ禍の戦後75週年、私が今思っていること>その1 「紫金草物語」作詞者・大門高子さんの思い

ラジオ番組
10月29日放送分
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齊鵬