北京
PM2.577
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中國商務部が最近行ったアンケート調查によると、外資係企業の99.1%が、中國での投資・経営を続けると回答した。クアルコムやボストン・コンサルティング・グループなどの米企業を含む外資係企業10社の責任者は、中國の経済発展の先行きを楽観視している。
中國経済は第2四半期で前期のマイナス6.8%からプラス3.2%の伸びに転じた。全國の実際の使用ベースの外資額は前年同期比8.4%増で、前期の10.8%減から明らかに回復した。新型コロナウイルスの流行の影響による損失がまだ完全に穴埋めされない中、中國は、國內の大循環を主體とし、國內と國際の二重循環が相互に促進するという新しい発展の枠組みの形成を加速させている。
改革開放40年余りの間に蓄積された物質的基盤や、世界で最も完備され最も規模が大きい工業供給體系、14億人の大市場と4億人の中産階級……。これらの要素は、円滑な國內の大循環にエネルギーを加えている。
國內の大循環を主體とすることは、決して門を閉ざして鎖國的な運営を行うことではなく、むしろ內需の潛在力を発揮させることを通じて、國內市場と國際市場をより良く連結し、國際・國內の2つの市場、2種類の資源をより良く利用することだ。中國の開放型経済がより質の高い方向へと発展するのを促すだけでなく、世界の産業チェーンとサプライチェーンを安定させ、世界経済により多くのプラスをもたらすだろう。
近年、一國主義や脫グローバル化の勢いが高まっているが、中國は引き続き、既定の計畫に従って対外開放を絶えず拡大する。今年に入り、「外商投資法」及びその実施條例が正式に施行された。最新のデータによると、7月の中國の製造業購買擔當者景気指數(PMI)は51.1で、前月から0.2ポイント上昇し、景況改善・悪化の分岐點の50を5カ月連続で上回った。
國際通貨基金(IMF)と世界銀行は今年の世界経済成長率をそれぞれマイナス4.9%、マイナス5.2%と予想している。これは第二次世界大戦以來最悪の景気後退だ。新型コロナウイルスの流行による深刻な打撃の中、中國経済は「二重循環の相互促進」を実現し、米國の一部政治家が騒ぎ立てる「外資係企業の撤退」や「中國経済とのデカップリング(切り離し)」などのでたらめな理屈に力強く反撃し、世界経済と外資係企業に自信とエネルギーを注ぎ込む。(CRI論説員)