北京
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湖南省のある大學受験生は高い點數を取ったにもかかわらず、あまり人気がない北京大學の考古學學科を選びました。「考古學を選んでも就職したら給料は少ない」とネットユーザーの間で注目、議論されています。「就職チャンスが少ない」、「高い點數を取ったのに、もったいない」などの聲に対して、本人は「私が好きならそれで十分だ」と決意を示しました。
大勢の受験生たちは夢で大學の學科を選ぶ(2020年7月29日撮影 央視網CCTV.COM提供)
「人気のない學科の価値はどこにあるのか」、「どのようにすれば、こういった學科の注目度は高まるのか」とネットユーザーの大議論が起きています。
北京大學試験研究院の秦春華院長は、「自分の心の聲を聞き、外からの影響をまったく受けていない。きっと良い人材になれる」と稱えました。
陝西師範大學歴史文化學院の郭妍利副院長は、「考古學學科の卒業生は博物館、考古學研究所、大學、科學研究機関で教育、或いは研究に攜わるケースが多いが、展示會を行う會社や競売會社、文化財関連の店、稅関などを選び、デザインや文物の保護、鑑定、競売の仕事をすることもできる。いわゆる人気のない學科の多くが、將來的には大勢の人に価値をもたらしてくれる」と述べました。
中國は間もなく全面的な小康社會に入るため、生存の問題が解決された段階で精神面のニーズが必ず増えます。文化遺産に対する専門知識を持つ人材の給料が少ないわけはないとの聲も出ています。
また、多くの大學がSNSにメッセージを投稿し、若者が夢を追求することに勵ましの言葉を贈りました。
以前、人気のなかった學科でも最近は注目度が高くなってきています。今年、北京大學、清華大學、中國人民大學など全國の大學36校が古代文字に関する學科を基礎學科新入生募集改革に含めたということです。(殷、淺野)