北京
PM2.577
23/19
張軍駐國連中國大使は6日、「多國間主義の堅持や國際協力の強化を通じて、テロリズムや組織犯罪からの脅威に対抗すべきだ」と述べました。
張軍大使はこの日、國連安保理で開かれたテロリズムや組織犯罪に関するハイレベル公開弁論會で、「各國協調についての國連の中心的役割を尊重する。統一した基準を堅持すべきだ。また、當事國の主権や獨立、領土保全を尊重しなくてはならない」と強調しました。張大使はその上で、「新型コロナウイルス感染期間やその後の時期においても、多國間主義の継続や國際協力の強化は極めて重要だ」と述べました。
張大使は「テロリズムの脅威を前に、國際社會は一致団結が求められる。テロ対策でのダブルスタンダードや政治化に反対せねばならない」とした上で、「中國は多國間主義や國際主義を貫いている。中國は『國際的な組織犯罪の防止に関する國際連合條約』の締約國として、立法や法執行、司法などを通じて條約義務を積極的に履行している。今後もテロ対策や越境組織犯罪の取り締まりにおいて引き続き、國際社會とりわけアフリカ諸國などの発展途上國と、二國間及び多國間交流と能力獲得についての協力を展開していく。同時に、國連の反テロ事業に対して政治面や財政面での支持を行い、國際社會の平和と安定を共に維持していく」と述べました。(朱、鈴木)