北京
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薩迦県中學校はチベット・シガツェ市の中心部から西に150キロメートルの距離にある、平均標高4468メートルの文化古都・薩迦県に位置する學校です。1975年12月の設立で、現在は1~3年までの41クラスで計2059人が學んでいます。そのうち、2033人が農民と牧畜民の子供だということです。
學校の敷地內に一歩足を踏み入れると、都市部と変わらない現代的な校舎・食堂・グラウンドが目に入ります。學校では標準語とチベット語のバイリンガル教育が行われ、蕓術、音楽、民族舞踴などの特色ある授業も用意されています。學校は多様な教育形式で生徒の蕓術的教養、総合的素養を高めようと、健康的で楽しいキャンパスの雰囲気作りを心掛けています。
美術課のソランドジ教諭は「蕓術という形でチベットの歴史文化を伝承していきたい。それが私たちの誇りであることを子供たちに知ってもらいたい」と語りました。
英語課のダワツジン教諭は、「1年生から3年生まで英語の授業を設けたが、言語環境の不足のため、生徒は勉強に比較的苦労している。われわれ教員はこうした困難を絶対に克服し、將來、社會に何らかの影響力を及ぼす生徒を育てたい」と述べました。
英語の授業が一番好きだという3年生のミマゾマさんは、「將來の夢は英語の先生になること」と語りました。
科學実験室で実験をしていたミナゾマさんは、「科學の授業が大好きで、將來は宇宙飛行士になりたい」と話しました。
チベットに広く伝わる楽器・扎念琴の演奏(現在、學校では32人が扎念琴の勉強中)
音楽教師が楊琴で子供たちの扎念琴と合奏