9月22日午後9時31分に、二十四節気「秋分」到來

2020-09-21 15:45  CRI

9月22日午後9時31分に、二十四節気「秋分」到來
資料寫真

 「中國天文年歴」によると、北京時間9月22日午後9時31分、二十四節気の第16番目「秋分」を迎える。秋の節気は6つあり「秋分」は4番目。「秋分」を迎えると、秋が半分過ぎたことになる。この頃になると、晝夜の長さがほぼ均等となり、寒暖もほどよい季節となる。「春分」を過ぎると、晝が長くなって、夜が短くなり、気溫が上がっていくのに対して、「秋分」を過ぎると、晝が短くなって、夜が長くなり、日に日に気溫が下がっていく。

 「秋分」を過ぎると、寒気が日に日に活発化し、気溫の低下が著しくなっていく。そして、夜間の気溫が日を追うごとに低くなり、雨が降るたびに寒くなっていく季節となる。この時期、ガンやツバメなどの渡り鳥が群れを成して中國の北方地方から江南地方へと移動する。

 「秋分」の頃は、體が冷えやすくなるため、調整しやすい服裝を心掛けたほうがいい。歴史學者であり、天津社會科學院の研究員・羅■偉氏(■はさんずいに樹のつくり)は、體が冷えたり、乾燥したり、お腹を壊したりしないように、早寢早起きをこころがけるほか、よく運動をし、體質を強化するようにとアドバイスしている。さらに、飲食の面では、津液(體內の水分の総稱)を補い、肺を潤し、胃腸を溫めることをこころがけ、生ものや冷たい食べ物を避け、お湯を飲むようにし、乾燥、のどの渇きを改善するリンゴや柑橘類の果物、ナシ、蜂蜜、ユリ、カモの肉などを摂取するようにすると良いとしている。この季節になると、日照時間が少しずつ短くなるため、精神的にもその影響を受けがちになる。山登りや紅葉を眺め、新鮮な空気を吸い、美しい夕日を眺めるなどして、リフレッシュするようにこころがけると良いという。

 春に撒いた一粒の種が、秋にはたくさんの実を結ぶ。2018年から、中國は「秋分」を「中國農民豊作節」に定めている。(編集KN)

 「人民網日本語版」2020年9月21日

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