生物多様性の保護における中國の貴重な経験、世界が耳を傾ける価値ある＝英科學誌ネイチャー

　英科學誌ネイチャーは22日付の社説で、「中國は地球規模の生物多様性のガバナンスにおいて重要な役割を発揮しており、中國の科學者は世界が耳を傾けるべき貴重な経験を持っている」と指摘しています。

　社説は、生物多様性條約（CBD）事務局がこのほど公表した「地球規模生物多様性概況第5版（GBO-5）」を引用し、「2010年に設定した、2020年までに達成を目指す20の個別目標のうち、6つが部分的に達成した以外は、他はすべて未達だ。2019年の各國の分析で、約100萬の動植物種が絶滅の危機に瀕していることが明らかになった」としています。

　2021年には國連の生物多様性條約第15回締約國會議（COP15）が中國の昆明で開催されます。會議では「ポスト2020生物多様性枠組」の內容について話し合い、2021～2030年の新たな地球規模生物多様性目標を設定する予定です。

　社説はまた、「中國の科學者は、中國が生態係保護と経済発展を両立させる上での中心的存在だ。その経験は、他の國點が生物多様性と生態システムを保護するための重要な學習の機會を提供できる」と指摘しました。

　國連は30日にオンライン形式で生物多様性サミットを開催します。ネイチャーは、サミットに出席予定の多くの國の代表団を取材しました。誰もが來年のCOP15が各國を団結させ、政治的な相違を棚上げし、地球規模の生物多様性に関する新たな目標について合意に達することを望んでいます。（藍、柳川）