北京
PM2.577
23/19
第3回中國國際輸入博覧會が11月4日夜、上海市で開幕しました。今回の輸入博は、新型コロナウイルスのパンデミックという背景下で開かれるものの、前回から引き続き參加した企業は7割以上に達し、日本からは400社以上の企業が參加しています。日本企業の取りまとめ機関である日本貿易振興機構(JETRO・ジェトロ)上海代表処の水田賢治首席代表兼所長がCMG日本語記者のインタビューに答えました。
——輸入博に參加した日本企業の規模について紹介していただけますか?
今回全部でジェトロが組織したジャパンパビリオンは156社・団體となっています。そのうち116社が食品や農産品関係です。殘り40社が醫療機器、醫薬保険といった分野になっています。
——第1回、第2回の輸入博と比べて何か変化はありますか?
第1回目の時、ジェトロは今回の食品や醫療機器以外の分野も組織しました。2回目は今回と同じように食品と醫療機器のパビリオンを出しました。昨年は全部で158社(団體)、今回は156社(団體)です。コロナの影響下でもほぼ昨年と同じ規模であり、日本企業がたくさん出展したということです。
——三回目である今回の輸入博に參加する日本企業は、コロナ発生によって減少するのではないかと思いましたが、実際昨年と同規模ということです。その理由はなぜなのでしょうか?
いくつかの理由があると思います。前回出展した企業の中にはかなり大きな成果が出た企業があります。それで今回昨年に引き続き出ている企業もあります。新しく出た企業もあります。昨年出た企業で今回も出るところはやはりその成果が大きかったということがあります。今回初めて出た企業の中には今日本國內の人口も減り続けているし、食品、日本酒や化粧品と醫療器など日本國內だけではなくて海外に売りたい企業が増えてきています。今コロナの影響で世界中のいろいろな動きが止まっている中で、多分中國だけが「復工復産(操業再開)」を果たしています。(輸入博は)日中雙方の利益に繋がるいいイベントだと思います。
——(全面的な操業再開を実現したのは)中國だけとおしゃいましたが、今回コロナ禍の中でこのような規模の國際輸入博覧會が予定通りに開催したことについてどのように評価しますか?
これだけの規模の経済イベントは世界中でほとんど開催されていないと思います。日本の企業はなかなか日本から來られませんが、ジェトロはオンラインで日本にいる企業と商談する取り組みを初めて取り入れました。このようなことを取り入れながら、コロナによって日本から來られなくても商談が無事にできるように工夫をしています。
——今回コロナの背景で前回と比べて一番大きな違いはなんですか?
私たちはここに出展するために全員がPCR検查を要求されました。これは去年はなくて、一番大きな違いです。そして、食品のブースで去年はマグロを解體して、來場者に配りました。これは結構人気で、大勢の人が並びました。今回は解體はできますが、刺身や生ものを(來場者に)食べさせることができません。その光景が見られないというのは殘念だなと思います。
——オンラインで日本にいる企業と交渉できる取り組み以外に何か新しい技術を利用して工夫したところはありますか?
今回、日本酒とライフスタイルブースに化粧品やお鍋などがあります。そこのQRコードを読み取って來場者はその場で買うことができます。これは去年やってないことです。
——今回の輸入博についてどのような期待がありますか?
(今回の輸入博は)ジェトロが今年度參加する世界中のイベントの中で一番大きなイベントです。東京本部から、「成約を一件でもたくさん稼ぐように」とプレッシャーを受けています。できるだけ多くの中國のバイヤーの方にジェトロパビリオンに來ていただきたいです。一社でも多くの成約ができるように願っています。