北京
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昨年8月のヴェネツィア國際映畫祭にも出品され、第20回東京フィルメックスで最優秀作品賞に輝いた中國映畫『羊飼いと風船(原題:気·球)』が2021年1月22日に日本で一般公開されることが決まりました。
この作品は、『轢き殺された羊(原題:撞死了一隻羊)』によって2018年ヴェネチア國際映畫祭のオリゾンティ部門で腳本賞を獲得し、第19回東京フィルメックスのコンペティション部門で審查員特別賞を受賞したチベット族監督・萬瑪才旦(ペマ・ツェテン)の2019年の新作。萬瑪才旦はチベット三部作『靜靜的嘛呢石』『尋找智美更登』『老狗』で知られ、「チベット映畫のパイオニア」と呼ばれています。今作は、同じくチベットを舞臺にしたもので、子供たちのあるいたずらによって家族の間にさざ波が起こり始める様子を描くもので、チベットの大草原で暮らす家族を通して信仰と現実のあり方について考えさせる作品となっています。主演は、『轢き殺された羊(原題:撞死了一隻羊』のチベット族役者、金巴(ジンバ)や索朗旺姆(ソナム・ワンモ)らが続投。中國では11月20日に封切られ、日本では2021年1月22日から東京・シネスイッチ銀座ほか順次公開される予定です。(ミン・イヒョウ、謙)