【CRI時評】多國間協力のみが大変動がもたらす試練に耐える唯一の道

2020-11-25 18:02  CRI

 2020年「中國を読み解く」國際會議が最近、広州で閉幕した。會議のテーマは「大きな変化、大きな試練、大きな協力」だった。大きな変化は大きな試練をもたらす。何重もの危機に直面しても、平和と発展という時代のテーマは変わらず、世界の多極化と経済のグローバル化という時代の潮流も逆転させることはできない。多國間主義と自由貿易は國際社會の共通の利益に合致する。

 10月20日の時點で、中國はすでに全世界150カ國と七つの國際機関に感染症との戦いに対する援助を提供している。輸出したマスクは1790億枚あまり、防護服は17億3000萬著、検查キットは5億4300萬人分などだ。

 5月、中國は「新時代の社會主義市場経済體制整備加速に関する黨中央・國務院意見」を発表し、より高い水準の開放型経済新體制建設に対する新たな要求を提出した。6月、中國は「海南自由貿易港建設の全體計畫」を発行するとともに、新たな外商投資ネガティブリストを発表した。11月、予定どおり開催された第3回中國國際輸入博覧會での成約高は7260億2000萬ドルに達した。また、つい先頃は東アジア地域包括的経済連攜(RCEP)が調印され、中國が全世界市場に開かれる餘地を切り開いた。

 國際社會は、中國の習近平國家主席が先日、中國が環太平洋連攜協定(CPTPP)への加入を積極的に検討すると述べたことに注目している。これは、中國は経済のグローバル化と地域経済の一體化の推進に役立つどのような自由貿易協定に対してもオープンであることと見なされている。

 試算では、中國の今後10年間の輸入額累計は22兆ドルに達する。中國はまさに人口14億人という巨大な內需の潛在力を解き放つことで、國內経済と國際経済の循環が相互に促進しあい、中國の市場は世界の市場へと成長する。困難な課題に直面すればするほど、開放、協力を堅持することが必要だ。人類がこの尋常でない岐路にさしかかっている今、開放と協力こそが繁栄、進歩に通じるウィンウィンの道だ。(CRI論説員)

 

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