中華圏映畫音楽特集 第4弾

2020-11-30 22:25  CRI

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中華圏映畫音楽特集 第4弾

 映畫は音と畫面の蕓術と言われます。優れた映畫は音楽と畫面の調和の美しさを表現し、素晴らしい映畫音楽は観客に映畫を見終えてから、音楽を忘れさせるとも言われます。音楽に対する印象が深くて、映畫を無視すれば、それは映畫音楽としては失敗なのです。そのため、多くの優れた映畫作品の中で、映畫音楽はあまり自己主張をしません。今回の中國メロディーは素樸で魅力溢れる映畫音楽をご紹介しましょう。

「さらば復讐の狼たちよ」

 「さらば復讐の狼たちよ」は2010年に上映された映畫で、監督・主演はチアン・ウェン。辛亥革命後の混沌とした中國を舞臺に、主人公で・盜賊のリーダー、チャンが知事になりすまして町へ赴任し、街を支配する巨悪・ホアンと激闘を繰り広げる物語です。

 映畫のテーマソング「陽もまた昇る」は日本の久石譲が作曲し、映畫の中で何度も流れますが、洗練された旋律の中に起伏の富んだ物語が隠されています。壯大なメロディーには男性の英雄主義的なコンプレックスが含まれており、映畫のテーマにぴったりです。

帰來(妻への家路)

 映畫「妻への家路」はチャン・イーモウ監督の2014年の作品で、文化大革命時代に労働改造送りになった夫と夫の帰りを待ち続ける妻の、年老いた夫婦の純愛がテーマになっています。

 作曲家・陳其鋼(チェン・チーガン)は5カ月にわたってこの映畫のために音楽を作りました。チェン・チーガンの作品には溫かみと歳月の重さがあり、映畫の雰囲気にぴったりです。特に、ピアニストラン・ランの演奏は靜かで穏やかなメロディーの中に訴えきれないほどの悲しみが感じられます。

「あの子を探して」

 「あの子を探して」はチャン・イーモウ監督のもう一つの名作、1999年ヴェネツィア國際映畫祭グランプリ受賞作品です。映畫は小學校の代用教員となった少女ウェイが出稼ぎに行ってしまった一人の生徒を探すために奔走する姿とその顛末をナチュラルなユーモアで描き出しています。

 映畫の音楽擔當はサン・バオという作曲家。作品は西部地域の伝統音楽の風情に富んでいて、笛、二胡、パイプなどの民族楽器が奏でる素樸で切ないメロディーはとても感動的です。笛の抑揚ある音色は人間の聲とよく似ており、ヒロインウェイが自分の生徒を見つけたいという思いを叫んでいるようです。一方、二胡の敘情的な音色はヒロインの焦りと不安の気持ちを十分に表しています。テーマ音楽はストーリーとうまく融合し、映畫に価値ある貢獻をしています。

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10月29日放送分
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黃競