寫真と音聲で伝える武漢の今~黃鶴樓から眺める「毎日違う武漢」~

2020-12-08 18:45  CRI

 案內人:王小燕、星和明、趙雲莎

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寫真と音聲で伝える武漢の今~武漢の毎日が違う!黃鶴樓での眺め
案內人:王小燕、星和明、趙雲莎 12月5日、黃鶴樓公園にて

  12月4日~6日、武漢に行ってきました。5日(土)に武漢市內の光谷で開かれるドキュメンタリー「お久しぶりです、武漢」の作品鑑賞交流會の取材が目的でした。交流會は午後に開かれるので、それに先立って、半日間だけですが、武漢の朝食と観光を堪能してみました。寫真とマイクリポートでご案內します。

◆12月4日 北京→武漢 G525(北京西駅→漢口駅)
 北京西駅から高速鉄道に乗ること約4時間30分で漢口駅に到著

◆12月5日 武漢 晴れ 最低気溫0度~最高気溫9度
座標軸:光谷広場駅付近

 華中科技大學、中國地質大學などがあり、學生街のようです。感染拡大期間中、2月17日~3月6日、光谷科技會展中心(ハイテクコンベンションセンター)に設置された臨時病院「武漢光谷方艙醫院」は、875人の感染者を受け入れ、治療を施しました。

寫真と音聲で伝える武漢の今~武漢の毎日が違う!黃鶴樓での眺め
12月5日、武漢市洪山區光谷の町の様子

 一日の始まりは「過早」!武漢では、朝食をとることを、「年越し(過年)」にならって「過早」と言います。それだけ、朝食が大変重要ない位置づけであることがわかります。
 湖北っ子の雲莎さんが案內してくれたのは、ホテルのすぐ近くの粉もの料理の店でした。
 武漢の朝食はなんたって熱幹麺!

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熱幹麺
寫真と音聲で伝える武漢の今~武漢の毎日が違う!黃鶴樓での眺め 
武漢毎天不一様(毎日違う武漢)

 【燕アナ】ゴマダレが濃厚でとてもおいしい。お漬物のトッピングと絶妙に合う。
 【星アナ】朝食ということもあり、見た目よりはずっとあっさりした味。
 【雲莎記者】(三人の中で最もたくさん熱幹麺を食べたことがある人として)ここの味、なかなかいける!!

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生煎包子と熱幹麺

 ちなみに三人分の朝食は全部で33元!

座標軸:黃鶴樓
 武昌區にある樓閣。晴川閣、古琴臺と並ぶ「武漢の三大名所」。もともとは軍事目的に建立され、その歴史は三國時代の呉黃武2年(西暦223年)に遡ることができます。
 現在の樓閣は、1981年にもともと建てられていた場所から約1000メートルの蛇山峰嶺に再建されたもの。5層からなり、高さ51.4メートル、床面積3219平方メートル。
 黃鶴樓と言えば、漢詩でその名が知られています。最も有名な2首は以下です。

(唐)李白「黃鶴樓にて孟浩然の広陵に之くを送る」
故人西辭黃鶴樓 煙花三月下揚州  
故人西のかた黃鶴樓を辭し  煙花三月揚州に下る
(古くからの友人が西にある黃鶴樓に別れを告げ、春霞の美しい三月、華やかな揚州に下っていく)

(唐)崔顥 「黃鶴樓」
昔人已乗黃鶴去、此地空餘黃鶴樓
昔人(せきじん) 已に黃鶴に乗りて去り  此の地 空しく余す 黃鶴樓
(伝説の仙人はすでに黃色い鶴に乗って飛び去ってしまった。この地にはただ、黃鶴樓だけが空しく殘っている)

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黃鶴樓公園の一角
寫真と音聲で伝える武漢の今~武漢の毎日が違う!黃鶴樓での眺め 
黃鶴樓一階ロビー

寫真と音聲で伝える武漢の今~武漢の毎日が違う!黃鶴樓での眺め 
黃鶴樓から眺める長江大橋(1957年に開通)
 
寫真と音聲で伝える武漢の今~武漢の毎日が違う!黃鶴樓での眺め
三つの銅鐸が一度に見えるアングル
 
寫真と音聲で伝える武漢の今~武漢の毎日が違う!黃鶴樓での眺め
黃鶴樓の一角
 
寫真と音聲で伝える武漢の今~武漢の毎日が違う!黃鶴樓での眺め
西門から眺める黃鶴樓

 黃鶴樓を降りたところの正門前広場で10時半からパフォーマンスが始まりました。鶴に乗って飛んで行った仙人には會えませんでしたが、仙女のような踴り子たちの踴りに大勢の観光客が見入っていました。
   黃鶴樓は6月から再開し、10月1日の國慶節連休から週4日間、毎日4回の古代の舞踴を披露しています。 

寫真と音聲で伝える武漢の今~武漢の毎日が違う!黃鶴樓での眺め
一日4回行われる特別パフォーマンス

 寫真と音聲で伝える武漢の今~武漢の毎日が違う!黃鶴樓での眺め
高臺から鑑賞する観客たち

 寫真と音聲で伝える武漢の今~武漢の毎日が違う!黃鶴樓での眺め
黃鶴樓をバックに記念寫真を撮る観光客


武漢のグルメ
 寫真と音聲で伝える武漢の今~武漢の毎日が違う!黃鶴樓での眺め
鉄鍋鶏

寫真と音聲で伝える武漢の今~黃鶴樓から眺める「毎日違う武漢」~
石板黒豆腐 

寫真と音聲で伝える武漢の今~黃鶴樓から眺める「毎日違う武漢」~
粉蒸肉

【取材メモ】
 今回の武漢出張は2日ほどの短い滯在でしたが、市內の渋滯と観光地の人混みにグルメのおいしさ、どこの大都會とも違わない感覚で行動することができました。その一方では、街を行き交う人のマスク姿、地下鉄や観光地でも繰り返し注意を呼びかけられていた「マスクを必ず付けてください」のアナウンス、また、市內のショッピングモールではまだ閉鎖のままの店舗の多さ、さらに、タクシーの運転手との何気ない雑談の中から、この街が體験した痛みを感じ取ることができます。
 「みんなして大変な思いをしたので、自分だけが大変だとは言えません。おかげ様で、今は普通に働けるようになったので、このままの勢いが続くことを祈っています。來年こそ無病息災な一年になりますように」
武漢でタクシーの運転手さんと雑談したときに、最も多く聞かされた言葉でした。一般市民のありのままの思いと言えます。そして、人點の心に刻まれた76日間の都市封鎖(ロックダウン)の記憶は、これからも月日が経つと共に、語り継がれていくことでしょう。 取材中に印象に殘ったことは、竹內亮監督のドキュメンタリーにも登場した中學校の英語教師、ハンドルネーム「臟辮熊Dbear」さんがCRIの取材に対して答えた言葉でした。 

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ハンドルネーム「臟辮熊Dbear」さん(左)

 「人には自分のことを見られたい、聞かれたい、知られたいという欲求がある。なぜならば、それこそが人間が人間であるのに一番重要なことだからです」
 その「臟辮熊Dbear」さんは、今も武漢のことを世界に向けて発信し続けています。
 熱幹麺のカップに印刷された「武漢の毎日は違う」。武漢のタフさと意気込みが凝縮されたフレーズでもあるようにも見えます。
 明日も元気な「過早」から始まる武漢、幸あることを祈ります。今回は駆け足でしたが、私たちの取材はこれからも続けたいと思います。

(記事&寫真:王小燕、星和明、趙雲莎)

<関連報道>

【CRIインタビュー】「お久しぶりです!武漢」、竹內監督が再び武漢に!

【AちゃんのCHINA NOW】竹內亮監督が武漢で作品視聴交流會

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