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日本殘留孤児報恩訪中団、歓迎レセプションが開催(動畫)

2017-06-27 20:54:56     cri    

 帰郷と謝恩の旅で22日から中國入りした日本の殘留孤児報恩訪中団102人はハルビンの訪問を終え、25日に北京に到著しました。その歓迎レセプションが26日夜、中日友好協會の主催により、北京市內の建國ガーデンホテルで開催されました。

 席上、中國人民対外友好協會の宋敬武副會長が中國側を代表してあいさつを行いました。宋副會長は、「今年は中日國交正常化45週年の節目の年にあたる。中日関係の45年の発展プロセスが示したのは、中日の善隣友好関係の発展が、両國だけでなくアジア地域の、ひいては世界の平和と安定のためにも重要だということだ。これは時代の流れに適うことであり、両國民および國際社會が持つ普遍的な期待である」と述べた上で、「今回の訪中団の皆さんには、引き続き中日友好の信念を堅持し、自身の経験を基に平和友好の聲を伝え広め、中日友好の架け橋の役割を果たして、両國の友好事業にさらに多くの貢獻をしていってほしい」との期待を寄せました。

 在中國日本大使館の伊藤康一公使は、日本の孤児を親身になって育ててくれた中國の養父母に感謝の意を表すとともに、「このような感情は、血縁関係を超え、國境を越えて、人點を感動させるものである。近年、両國関係の改善は続き、多くの発展を収めてきた。今後両國は引き続き手を攜えて共に進んで行きたい」と述べました。

 今回の訪中団は、日本に帰國した中國殘留孤児の會「NPO法人中國帰國者・日中友好の會」が國交正常化45週年を記念するため、企畫したものです。レセプションでは訪中団の代表による演歌の披露などもあり、最後は日中友好の會の會歌「心の聲を伝えたい」の大合唱でフィナーレを迎えました。「私には2つの家がある。1つは日本にあり、もう1つは中國にある。祖國に帰っても、中國の家をいつも懐かしく思う。中國の養父母がいなければ、誰が私を引き取り、私を育ててくれただろうか」という歌詞の一句一句が會場に響きました。

 訪中団団長を務める池田澄江理事長は、「養父母への感謝の意を表すと共に、日中國交正常化45週年を記念したい。日本の殘留孤児が日中友好の絆となることで、両國の友好事業のために全力で貢獻をしていきたい」と語りました。

 訪中団に參加した78歳の鴨志田清さんは、「今回の訪問で一番印象深かったのは、ハルビンで養父母の墓參りをしたこと。ハルビンで受けた情熱的な『おもてなし』に感動した。日中友好を何世代にもわたって伝承していってほしい」と語りました。

 今回40年ぶりにハルビンに帰ったという木村琴江さんは、いま福岡で「帰郷」という屋號の中華料理屋を経営しています。木村さんは、「訪問の一番の目的は中國の養父母への恩返し。養父母がいなければ、私は生きていられなかった」と語り、「戦爭は絶対あってはいけないこと。日本と中國にはずっと友好的な関係のままであってほしい」との希望を話しました。

 また、訪中団に參加した中村恵子さんは、「殘留孤児の私たちは日本にいても、心は祖國である中國に殘している。日本で毎日中國の番組を見て、祖國の新たな変化を見ては、誰よりも喜んでいる」と中國への熱い思いを話してくれました。

 なお、今回の訪中団には日本各地14の地域から中國殘留孤児とその二世および関係者102人が參加しており、28日に帰國する予定です。(取材・寫真:趙雲莎)

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