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英國のEU離脫は「勝者のない交渉」

2017-12-25 14:03:52     cri    

 EU(歐州連合)はこの1年間、発足以來初めて、イギリスを相手にした「離脫」交渉に追われました。

 今年3月29日、イギリスのテリーザ・メイ首相が、離脫に関する書簡をEUの駐在大使に渡して、離脫交渉が正式に始まりました。規定により、2年後の2019年3月29日までに交渉を終了することとされています。

 EUは4月29日に特別會議を開き、イギリスを除く加盟27カ國が、イギリスの離脫に関する交渉の方針に合意しました。また、EUが先ごろ発表した聲明によりますと、イギリスに在住しているEU加盟國の國民の権利については、イギリスとEUがともに確保していくとのことです。一方、メイ首相は、イギリスはEUに対し350億から390億ポンド(390~440億ユーロ相當)を支払うと発表しています。

 イギリスとEUは、來年3月に、離脫への移行期間や雙方の今後の関係などについて、再び交渉する予定です。そして來年10月までに重要な政治的宣言に合意し、両者の今後の関係を確定します。

 一方、EUアジアセンターのキャメロン事務局長は、イギリスのEU離脫交渉は非常に複雑なもので、その決定自體が愚かだとみています。キャメロン事務局長は「EUにしても、イギリスにしても、共に敗北であり、またイギリスがより大きなダメージを受けるだろう」と指摘しました。(Lin、森)

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