外務省の耿爽報道官は9日、北京で行われた定例記者會見で「日本は災害救助の名を借りて、公然と『一つの中國一つの台灣』を作ろうとしている。中國はこれに強く不満を示すとともに既に日本側に厳正な交渉を申し入れた」と述べました。

　台灣では7日に地震が発生しました。日本のハイレベルの政府要人が個別にお見舞いのメッセージを送る際、台灣のいわゆる「公式職務」で台灣の指導者を呼稱しています。

　これを受けて、耿爽報道官は「このやり方は、『一つの中國原則』に違反し、日本が台灣問題において約束したことに背いている。これに強く不満を示すとともに既に日本側に厳正な交渉を申し入れた。日本が中日間の四つの政治文書の原則を遵守し、直ちに誤りを改め、中日関係に新たな妨害が生じないよう促していく」と述べました。（藍、星）