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第1回世界稅関越境EC大會、北京で閉幕

2018-02-11 14:35:29     cri    

 「越境ECの持続発展の推進」をテーマとした第1回世界稅関越境EC大會が10日、北京で閉幕しました。世界から125の國や地域の稅関関係者やEC関係企業、國際組織及び學術界の代表2000人近くが出席し、EC分野がもたらす挑戦について話し合い、経験を共有しました。參加者らは「越境ECにおいて新技術の利用を引き続き推進していくことで、持続可能な発展を実現させていくべきだ」という見解で一致しました。

 現在、越境ECの急速な発展によって、世界各地の商品を買い取り、自國の商品を世界各地で販売することが現実となりました。しかし、越境ECという複雑な過程で生じた問題も目立つようになっています。ベルギーのクリスティアン稅関署長は、「透明度が高いことがネットプラットフォームの最も中心的な理念である。消費者の稅関の手続きはどこまで進められているのか、稅関はどんな政策を策定し、どのような管理、監視の結果が出たのかなど、さらに透明度を高めていくべきだ」と述べました。

 また、大會のフォーラムで、越境EC企業の関係者は「今後、インターネットの新技術を利用して、データの共有を推し進めていくべきだ」と指摘しました。

 アリババグループの馬雲(ジャック・マー)會長は「將來の稅関は世界のビッグデータの中樞になると信じている。ビッグデータや人工知能、ブロックチェーン技術を的確に利用することができれば、稅関は世界貿易や世界経済によりよいサービスを提供することができる」と指摘しました。

 大會は、世界の稅関機関のメンバーや政府関係部門、企業関係者の意見を聞き取り、「越境電子商基準枠組み」の原則の制定について共通認識に達したほか、「北京宣言」を採択しました。世界稅関機構(WCO)の禦廚邦雄事務総長は閉幕式で「これは中國が世界の多様な貿易システムに寄與した大きな貢獻である。參加者からは賞賛の聲が上がっている」と中國の努力を肯定しました。(藍、星)

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