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國連事務総長、國際社會の一致団結を呼びかけ

2018-02-17 14:47:02     cri    

 國連のグテーレス事務総長は16日、ドイツで、安全保障問題について話し合う「ミュンヘン安全會議」に出席しました。「世界は現在、朝鮮の核問題や中東情勢、サイバーリスクなどといった問題を抱えており、國際社會は一致団結して対応すべきだ」と呼びかけました。

 グテーレス事務総長は、「朝鮮とアメリカは、有意義な対話を進めて、平和的手段で朝鮮半島の非核化を実現する必要がある。國際社會は問題解決へのきっかけを見逃してはならない。武力による問題解決は壊滅的な結果を招くだけだ」との見方を示しました。

 また、中東問題については「未解決狀態が続いており、世界におけるもう一つの脅威となっている。パレスチナとイスラエルの和平プロセスは行き詰まっており、シリア情勢も新たな危機が現れ、灣岸諸國同士の溝も埋まっていない」と指摘しました。その上で、「中東情勢は一段と悪化して深刻な結果を招く恐れがある。國際社會や関係各國はこうした溝を埋め、ともに解決策を探る必要がある」と強調しました。

 さらにグテーレス事務総長は、サイバーセキュリティーの問題について「政府や民間部門、學者などが話し合って、安全性を確保するルールを制定する必要がある。國連は話し合いの場を提供したい」と示しました。

 このほか、気候変動や格差の問題、難民問題などについて、「世界的な問題は世界的な規模で解決を目指すしかない。このため、國際社會は今まで以上に多國間主義が必要であり、各國が団結してこうした脅威に対応しなければならない」と語りました。(朱 森)

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