日本製のゲームアプリ「旅かえる」が今、中國の若者の間で大人気です。データによれば、このゲームの総ダウンロード數のうち90%が中國のユーザーによるもので、ゲーム中で「かえる」が訪れる観光地もまた、中國の観光客を魅了しているということです。
このゲームを発案したプランナーの上村真裕子氏は、「アプリのテーマは『旅から帰る』で、『帰る』の日本語での発音は『カエル』と同じだ。しかも、カエルは旅やビジネスが順調に進むことを象徴する、縁起物とみなされている。このアプリをデザインしたのは、ユーザーに癒されてもらうとともに、日本の文化を感じてもらいたかったからだ」と述べました。
「旅かえる」は攜帯用ゲームアプリ開発會社のヒットポイントが開発したものです。10カ月の製作期間を経て、去年11月末にAndroid端末用アプリが公開されました。その後、iOS端末用のものも配信され、今年2月中旬までの合計ダウンロード數は合わせて3500萬回を超えており、そのうち9割が中國語圏からだということです。
さらに、今回の春節(舊正月)7連休中には、ゲーム內で「かえる」が訪れる日本の観光地が、多くの中國人観光客を引き寄せました。
このゲームは日本人が対象で、日本を舞臺としており、日本語版のみが配信されているため、開発側にとっても中國での人気は想定外であったということです。上村氏は、「中國の若者はいつもWeChat(微信)やWeibo(微博)といったSNSを利用しており、自分の好きなものを誰かとシェアしている。それで、このゲームのことも広めてくれたようだ。今後、『旅かえる』の中國語版を開発する可能性もあるが、本當に『旅かえる』が好きなユーザーには、爆発的なブームが過ぎたあとも、ずっとこのゲームを応援してほしい」と述べました。(玉華、謙)
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