会員登録

中國の赤外線カメラが希少動物の珍しい瞬間を撮影

2018-04-18 10:47:23     cri    

 國家林業・草原局保護司巡視員の厳旬さんは取材に対して、「陝西長青國家級自然保護區はこのほど赤外線カメラを利用し、野生の茶色パンダの撮影に初めて成功した。1992年にも同保護區で野生の茶色パンダが見つかったが、今回は2回目の記録となった」と話した。科技日報が伝えた。

 赤外線カメラは見つかりにくく數の少ない野生動物の観察に非常に適している。厳巡視員によると、舊國家林業局は國家級自然保護區が科學研究と観察を目的に赤外線カメラを設置することを奨勵し、これをうけ、現在全國の國家級自然保護區の約8割に赤外線カメラが設置されており、自然環境における野生動物の野外生存狀況の追跡を実現している。

 厳巡視員は、「カモシカの一種であるCapricornis rubidusは主にミャンマー北部に分佈している。雲南高黎貢山國家級自然保護區の赤外線カメラでも撮影されたが、これはこの種が中國にも分佈していることを示した。西藏雅魯藏布大峽谷國家級自然保護區の赤外線カメラは、中國に分佈するブータンターキンを初めて記録し、中國のブータンターキンの寫真の不足を補った」と説明した。

 これらの赤外線カメラは數え切れないほど多くの野生動物の貴重な映像を観測し、かつその獨特なアングルから野生動物のリラックスした姿や注目すべき行為を記録しており、人點がこれまで知らなかった數多くの秘密を明かしている。

 厳巡視員によると、甘粛省白水江國家級自然保護區の赤外線カメラは、パンダが木の幹に逆立ちしながら尿でマーキングする動畫を撮影したという。また四川臥龍國家級自然保護區の赤外線カメラは、珍しいユキヒョウの「四人家族」を同時に撮影している。甘粛塩池灣國家級自然保護區の赤外線カメラは、成年のバーラルが生後2ヶ月の100頭余りの子供を連れ、山頂で遊びまわり、岩に登る練習をする光景を撮影した。そして江西武夷山國家級自然保護區の赤外線カメラは、オスのアカハラジュケイが羽を誇示し、メスの注意をひこうとする光景を撮影した。

 「人民網日本語版」より

関連ニュース
寫真トピックス
コメント