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中日友好春の茶會実施、平和條約40週年を記念し平和祈る

2018-04-18 16:29:02     cri    

 17日、北京の中國人民対外友好協會で、「中日平和友好條約40週年記念・中日友好春の茶會」が行われました。茶道裏千家第15代家元・千玄室大宗匠が開幕式で獻茶し、元中國文化次官の劉徳有氏が特別講演を行いました。中日両國から約100人が參列しました。

 中國人民対外友好協會の宋敬武副會長は開幕式で、千玄室大宗匠による「一盌からピースフルネス」の理念を高く評価し、「中國と日本は平和友好條約の精神を礎に、初心を忘れずに、チャンスをつかみ、各分野での交流と協力を深め、地域そして世界の平和や発展に積極的な貢獻を果たしてほしい」と訴えました。

 また、開幕式で挨拶した在中國日本大使館の四方敬之臨時代理大使は、デジタルサービスが普及した今、「茶を通じて人を敬い、感謝するという茶道の精神」が人間関係の基本に立ち返る価値を再評価しました。その上で、この茶會が「刻點と変化を続ける日中関係において、改めて互いの文化に対する理解を深め、絆の強さを確認する良い機會になる」ように期待しました。

 千玄室大宗匠は獻茶式を取り仕切り、両國の國旗が飾られた中、「平和祈念」の掛け軸の前に自ら立てたお茶を捧げた後、「中國と日本が一體となって様點な問題を乗り越えて、素晴らしい世界のために貢獻できることを祈念する」との思いを述べました。

 開幕式の後、劉徳有氏による特別講演會が開かれました。

 劉氏は、中日関係正常化の道のりを振り返り、中でも精神を重んじる茶道の中日の文化交流における意義を強調しました。その上で、茶道が求める「わび」「さび」の世界での「素樸さを貴ぶ」美意識の形成と、古代中國文化とのつながりを分析しました。さらに、「和敬清寂」という茶道の精神と、千玄室大宗匠の唱える「一盌からピースフルネス」が、世界の恒久平和に重要な意義があるとし、中日両國が手を攜えて、世界平和のために、人類の麗しい未來へ努力を積み重ねていくよう強く訴えました。

 ■寫真(下)は中國人民対外友好協會の中庭で行われる春茶會の様子

(取材:王小燕、張強、曹馨文)

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