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世界金融リスク増大の恐れ=IMF

2018-04-19 13:46:28     cri    
 國際通貨基金(IMF)は18日、半年間の金融狀況をまとめた『世界金融安定報告」を発表し、「相対的に緩和された金融環境は短期には世界経済の成長を利するが、長期的な低利率政策で累積した金融の脆弱性が金融の成長をリスクに曬す可能性がある」と警告しました。

 國際通貨基金(IMF)は、その報告の中で、去年10月に半期の報告を行ったタイミングと比べ、世界金融の安定における短期リスクがやや増加している他、中期リスクが高位で推移しているとしました。

 IMFの通貨と資本市場部門の責任者は、「最新の報告では、リスク資産の評価額が依然として高止まりしていること、新興市場と低収入國が世界金融の突然の引き締め策からダメージを受ける可能性があること、米國以外の銀行に構造的なドルの流動的ミスマッチが存在することなど、世界が直面している三つの金融脆弱性の問題について議論している」と述べました。

 また、近年市場で話題を集めている暗號化資産について、報告では「暗號化資産の背後にある技術は金融市場のインフラ効率を高めていく可能性がある一方、詐欺やセキュリティの抜け穴、運営の失敗などの影響を受けているほか、犯罪活動にも関與するおそれがある」との指摘を行っています。(藍、む)

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